1月の刊行予定です。

紹介
故郷を喪失した「仮名書きの詩人」。
蕪村ー江戸中期の俳人・画家。摂津に生まれる。別号、夜半亭など。享保の末頃江戸へ下り書画、漢詩、俳諧などを学んだ。画家としては日本文人画を大成。芭蕉・蕪村・一茶といった、江戸時代を代表する俳人のなかで享楽主義を内包し、もっとも近世的な俳人とも称される。おそらく、蕪村は生きていることがもたらす根源的な淋しさというものを、誰よりも鋭敏に甘受せずにはいられない人であった。
著者プロフィール
揖斐 高(イビ タカシ)
1946年北九州市生。東京大学文学部卒業、東京大学大学院修了。博士(文学)。現在、成蹊大学名誉教授、日本学士院会員。
主要著書『江戸詩歌論』(汲古書院、読売文学賞)『遊人の抒情―柏木如亭』(岩波書店)『江戸の詩壇ジャーナリズム―『五山堂詩話』の世界―』(角川書店)『近世文学の境界―個我と表現の変容―』(岩波書店、やまなし文学賞・角川源義賞)『江戸の文人サロン―知識人と芸術家たち―』(吉川弘文館)『頼山陽詩選』(岩波文庫)『江戸幕府と儒学者―林羅山・鵞峰・鳳岡三代の闘い―』(中公新書)『柏木如亭詩集』1・2(平凡社東洋文庫)ほか。
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