かつてある少女が惨殺された。その少女は赤い日記帳にその日の出来事を記録するのが日課だったが、少女の死亡後、その日記帳はどこかへ消えてしまい、決して見つからなかった。以上の話を聞くと、消えたはずの赤い日記帳が聞いた人の元に届く。しかしその日記帳を開いてはいけない。もし開いてしまった場合、その夜にバーバラさんが現れる。その場合、バーバラさんはまず部屋のドアをノックするため、その音を聞いたら後ろ向きにドアを開け、振り向かずにバーバラさんを背中に負う。そしてそのまま窓を開ければ、赤い日記帳とともに去って行く。しかし一度でもバーバラさんの顔を見てしまうと、命の保証はない。
Illustration エイド
Illustration シヴァ猫逍
Illustration 弌世尚