異類の会・廣田龍平氏「天狗は悪魔か天使か、はたまた妖精か――日欧翻訳実践における意味の変遷をめぐって」(第74回)(2017年7月15日(土)15時30分、大東文化会館302号室)

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日時:7月15日(土)15時30分
会場:大東文化会館302号室
発表者:廣田龍平氏
タイトル:
天狗は悪魔か天使か、はたまた妖精か
  ――日欧翻訳実践における意味の変遷をめぐって
【要旨:
戦国期以降のキリシタン文献において、「天狗」といえば現代でいう「悪魔」のことであった。
一方で、江戸後期の蘭学文献において「天狗」と呼ばれたのは、現代でいう「天使」のことであった。
天使と悪魔は、少なくとも概念的には両極に位置する。
しかしどういうわけか、日本の妖怪「天狗」は両義的な意味を担うことができてしまった。
その背景には、キリスト教神学と語学辞書というテクストジャンルの違いや、反宗教的でも異類的でもある天狗の多義的属性があったと考えられる。
本発表では、二つの時代における翻訳実践それぞれの論理をたどっていくとともに、その違いが異類研究のグローバルな展開にどのような可能性をもつのかを論じてみる。】