« 人文学オープンデータ共同利用センターが、人文学研究データリポジトリをJAIRO Cloudに開設。 | メイン | 「北九州国文」第四十四号(福岡県高等学校国語部会北九州地区部会) »

2017年6月 1日

 記事のカテゴリー : いただいた本・送られてきた本

●西田谷洋編『文学研究から現代日本の批評を考える--批評・小説・ポップカルチャーをめぐって』(ひつじ書房)

このエントリーをはてなブックマークに追加 Clip to Evernote Share on Tumblr LINEで送る

大橋崇行氏よりいただきました。

9784894767706.jpg

ひつじ書房
ISBN 978-4-89476-770-6
A5判・並製・カバー装・368頁
定価:本体3,200円(税別)

版元公式サイト
http://www.hituzi.co.jp/hituzibooks/ISBN978-4-89476-770-6.htm

【文学や文化について伝統的に批評は大きな見取り図を示してきたが、文学研究の蓄積は参照されてきたとは言いがたい。本書は、文学研究と批評の接点として、ゼロ年代批評がその対象としたポップカルチャーを中心に、現代の文学・文化の展開やそこに現れるジェンダー秩序、文芸批評や理論導入をめぐる力学を取り扱うことで、文学研究・文化批評の更新を目指す。】

執筆者:中村三春、山田夏樹、西田谷洋、河野真太郎、岩川ありさ、広瀬正浩、水川敬章、近藤周吾、倉田容子、小谷瑛輔、矢口貢大、服部徹也、大橋崇行、千田洋幸、柳瀬善治

目次

はじめに 西田谷洋


I 闘争するジェンダー/表象される戦争


宮崎駿監督映画における戦争の表象--『風の谷のナウシカ』から『風立ちぬ』まで 中村三春

富野由悠季「機動戦士Zガンダム』における「ニュータイプ」表象の現在性--大量破壊と可能世界 山田夏樹

『機動戦士ガンダムUC』における主体性 西田谷洋

戦う/働く少女たちの自由--宮崎駿と資本主義の新たな精神 河野真太郎

ポピュラー・カルチャーと歴史認識--清家雪子「月に吠えらんねえ」における裂け目 岩川ありさ


II 身体/ジェンダーとまなざし


仮想世界の中の身体―川原礫『ソードアート・オンライン』アインクラッド編から考える 広瀬正浩

『リンダリンダリンダ』論--原作映画と小説化作品の幸福のために 水川敬章

『おおかみこどもの雨と雪』論―『二十四の瞳』『八日目の蟬』とのテクスト連関 近藤周吾

男装少女のポリティクス―一九七〇年代から八〇年代にかけての〈少女を愛する少女〉表象の転換 倉田容子


III 表現史と批評


亀井秀雄『感性の変革』と柄谷行人『日本近代文学の起源』 小谷瑛輔

日本近代文学とミハイル・バフチン受容 矢口貢大

ジャパニーズ・セオリーの「発明」--亀井秀雄『増補 感性の変革』を起点に 服部徹也


IV ジャンルと批評


ジャンルの変容と「コージー・ミステリ」の位置--ライト文芸から見た現代の小説と批評 大橋崇行

ゼロ年代批評とは何だったのか--一九九五年と二〇一一年の「あいだ」で 千田洋幸

八〇年代以降の現代文学と批評を巡る若干の諸問題についてー三島由紀夫と小林秀雄の〈亡霊〉に立ち向かうために 柳瀬善治


●グーグル提供広告