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2017年5月 8日

 記事のカテゴリー : 学会・講演会・展覧会情報

●東アジア恠異学会第111回定例研究会(2017年6月10日(土)、大阪大学中之島センター)

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研究会情報です。

●公式サイトはこちら
http://kaiigakkai.jp/invitation.html

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東アジア恠異学会第111回定例研究会
日時:2017年6月10日(土)13:00〜
場所:大阪大学中之島センター
 *大阪大学中之島センターへは・・・
 京阪中之島線「中之島駅」より徒歩で5分
 JR「大阪駅」よりタクシーで10分
 http://www.onc.osaka-u.ac.jp/others/map/index.php

内容:「怪異・妖怪研究の現在 2010年代のブックレビュー」

○「2010年代、〈怪異〉をめぐる問題意識」
 ー今井秀和(国際日本文化研究センター 機関研究員)

【要旨】
主として2010年以降現在に至るまでの怪異関連の研究書を中心に、それと浅からぬ関わりを持つ一般書にも目配せをしつつ、現在進行形である2010年代の〈怪異〉をめぐる問題意識について考えてみたい。一つの傾向として見えてくるのは、現代において再び〈地方〉や〈山〉をある種の異界として捉える姿勢が顕在化しつつある、という点であろうか。また2011年の東日本大震災以降、震災にまつわる不思議な体験談を集めた書籍も複数刊行されており、こうした動きも〈地方〉を前景化して怪異を語る潮流に呼応していると言えよう。一方で近年におけるインターネット環境およびモバイル機器の飛躍的な発展は、架空の〈場所〉に関するネットロア怪談の流行などをも齎しており、それと並行するように、新たな心霊スポットが生まれ辛くなっていることも指摘されている。2010年代の〈怪異〉関連出版潮流について考えることはすなわち、今、〈怪異〉はどこでなら起こり得ると考えられているのか? という問題にも繋がってくるはずである。

○「『怪異の時空』三部作をナナメに斬ってみました-記録される怪異・記憶される怪異-」
 ー榎村寛之氏(斎宮歴史博物館学芸普及課長)

【要旨】
われわれの商売敵「怪異怪談研究会」が東で旗揚げして四年余、三冊の成果を残してトークイベントまで行った。執筆者30人で三冊、しかもよく売れているらしい、正直羨ましい。「歩く」で、「魅せる」で、「誰か」と、実にキャッチーでもある。やっぱり東京者はセンスがいいなぁ、ぅん?、何か引っかかった、なんだろうこの微妙な違和感。
・・・商売敵は、第一次活動を終えて第二次展開に向け休止中という。これはチャンスかもしれない。
怪異とは「現実にはありえないような不思議な出来事」で「違和の表出」で「不意打ち」であるらしい(123はじめに、一柳廣孝氏の文章より)。ならばこの本をナナメ読みして、「現実にはありえない」方法で、「不意打ち」に「違和を表出」してみたい。私たちの活動のさらなる展開のために。キーワードは記録と記憶、怪異と怪談である。  私の怪異学でのスタンスがものを言う時がやっと来た。
「オカルトは嫌いなんです」(大江篤・化野燐・榎村 司会久禮旦雄 座談会「怪異学の成果と課題」14頁3行目 『怪異学入門』 岩田書院 2012)

※ 当日はお二人の報告をもとに、質疑応答をふくめた討議を中心として企画しております。

なお、次回、第112回研究会は8月6日、報告者は佐野誠子氏、大野裕司氏を 予定しております。詳細はおってご案内いたしますが、どうぞご予定ください。


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