古代文学会◎2017年度シンポジウム(2017年7月1日(土)、共立女子大学)・夏期セミナー(8月21日(月)〜8月23日(水)、箱根千條旅館)テーマ:「古代のエピステーメーを問う–ヴァリアントを通して」

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◎2017年度シンポジウム・夏期セミナーのご案内
テーマ:「古代のエピステーメーを問う–ヴァリアントを通して」
【趣旨説明】
 現在、古代文学研究において解釈を問う主要な方法として挙げられるのは、作品論であろう。個々のテキストに作品という完結した枠組みを見るこの方法は、各テキストの固有性を軽視し、横断的に解釈を付したかつての研究に対する反省から導かれたものであった。
 しかしながら、このような方法は作品の固有性を追究した解釈を精緻化させてきた反面、ヴァリアントへの視座をおろそかにしていなかったか。ひとつの作品のなかに、また作品を超えて現れる類歌や類話、異伝、話型の反復などに目を向けるなら、それらが無関係に存在していたとは考えられない。
 類似性を持ちながらも差異をはらむヴァリアントを、作品の枠を超えて成り立たせているのは何か。従来の作品論的解釈に閉じていく研究では、このような問いに答えることができない。あり得たかどうかも分からない原伝承への遡及に帰することなく、また作者個人の文学的営為に帰することなく、地下茎のように広がるテキストどうしの関わりを探るには、どのような方法があり得るのか。本企画ではその模索の一環としてヴァリアントを成り立たせるエピステーメー(知的台座)に焦点をあてて考えてみたい。
○シンポジウム
 日時:7月1日(土)13:00〜17:30
 会場:共立女子大学 本館1010教室
 パネリスト:月岡道晴氏、西澤一光氏、北條勝貴氏
○夏期セミナー
 日時:8月21日(月)〜8月23日(水)
 会場:箱根千條旅館
 発表者:大浦誠士氏、大塚千紗子氏、萩野了子氏、服部剣仁矢氏