« 国立文化財機構が、国立博物館所蔵品統合検索システム(ColBase[コルベース])を公開。4つの国立博物館(東京国立博物館、京都国立博物館、奈良国立博物館、九州国立博物館)の所蔵品を、横断的に検索できるサービス。掲載された画像は、CC BY4.0で提供。 | メイン | 「北海道文学館」創立50周年記念特別展 ふみくらの奥をのぞけば 文学館・珠玉の300選(2017年4月22日(土)~6月18日(日)) »

2017年3月28日

 記事のカテゴリー : 学会・講演会・展覧会情報

●出光美術館「茶の湯のうつわ ― 和漢の世界」(2017年4月15日(土)~6月4日(日))

このエントリーをはてなブックマークに追加 Clip to Evernote Share on Tumblr LINEで送る

展示情報です。

●公式サイトはこちら
http://www.idemitsu.co.jp/museum/honkan/exhibition/present/index.html

--------------------

桃山時代、千利休(1522~91)により侘び茶が確立すると、それまでの中国から渡ってきた唐物を万能とする茶の湯の価値観は大きく変わることが知られています。その変化は、利休より遡る村田珠光(1423~1503)の時代から徐々に「備前物」や「信楽物」の使用に始まり、天正15年(1587)頃になると茶会記には唐物はほとんど見られなくなり、高麗茶碗と和物が主要な茶道具となっていきました。
江戸時代になると、楽茶碗のようにそれまでの侘び茶の世界を継承するうつわ作りが行われる一方で、野々村仁清(生没年不詳)の華麗な色絵や尾形乾山(1663~1743)のように大胆な図様、賛文や自身の銘を記すといった新しい感覚・視点によりうつわが作られ始めました。また京都や瀬戸・美濃以外の地域でも、唐津(佐賀)や萩(山口)、高取や上野(あがの 福岡)といった西国地域をはじめ、全国各地で茶の湯のうつわが作られ、地域を特徴付けるやきものが盛んに作られるようになりました。また国産のやきもの以外にも、中国産をはじめ、朝鮮半島産、東南アジア産、その中には日本側からの注文によるうつわもあります。さらに唐物として重宝され日本国内で伝世してきたうつわについても再評価され、茶の湯の世界で再び脚光をあびることになります。
江戸時代中期から後期にかけては、文人文化や中国趣味の隆盛を背景に煎茶の風習も広がり、そこにも趣向を凝らした新たな雰囲気のうつわが用いられるようになります。
このように江戸時代には茶の湯が幅広く展開し、武家のみならず、公家、豪商さらには町衆まで茶の湯の風習が広がっており、用いられるうつわも多様になったのです。
本展では江戸時代に流行した茶の湯のうつわを中心に、さらに当館が所蔵する出雲(島根)松平家の茶の湯に関する道具帳である『雲州蔵帳』とその世界観についても特集展示として取り上げ、茶の湯のうつわとその美意識をお楽しみいただきます。

イベント情報
列品解説のおしらせ
4月27日(木)、5月11日(木)、5月18日(木)、5月25日(木)いずれも午前10時30分より
4月28日(金)、5月12日(金)、5月19日(金)、5月26日(金)いずれも午後6時より
(事前の申し込みは不要・入館料のみ)


●グーグル提供広告