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2016年11月14日

 記事のカテゴリー : 学会・講演会・展覧会情報

●大妻女子大学草稿テキスト研究所第八回(二〇一六年度)シンポジウム・「戦争・アジア・検閲」―一九四〇年代の文化と政治―(2016年12月17日(土)14:00~ 大妻女子大学千代田キャンパスF542教室)

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研究会情報です。


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大妻女子大学草稿テキスト研究所第八回(二〇一六年度)シンポジウム
「戦争・アジア・検閲」―一九四〇年代の文化と政治―

2016年12月17日(土)14:00~ 
大妻女子大学千代田キャンパスF542教室


○張我軍と映画『東洋平和の道』及び大東亜文学者大会について
山口守

○「支那之夜」 1940年代複数の検閲
川崎賢子

○言語とイメージのあいだ 日中戦争期における文学とプロパガンダ
五味渕典嗣

・司会 高木元

【「戦争・アジア・検閲」―一九四〇年代の文化と政治―
 大妻女子大学草稿・テキスト研究所では、二〇〇九〜一五年度まで、「〈知〉の移動と文化変容」を継続テーマとして、〈草稿〉と〈テキスト〉とが、それぞれの置かれた時代に直面する諸問題について、研究集会並びにシンポジウムを開催して研究討議を重ねてきた。
 このテーマを継承しつつ、二〇一六年度は少しく領域を広げて文化表象に関する問題系を設定したシンポジウムを企画した。とりわけ一九四〇年代に焦点を当て、盧溝橋事件(七七事変)から日中戦争(抗日戦争)へと向かった日本帝国主義の植民地政策(国策)に呼応する文化表象としての文学や映画について扱いたい。これらのメディアに対して、国内外において如何なる機能が要請されたのか、また戦中と戦後(占領期)とにおけるメディアとしての機能の変遷とその史的意義に関する検証を試みるために「戦争・アジア・検閲」と題して、この時期に関する諸問題について考える場を設定したい。
 まずは、台湾における文学活動(文壇の動向)に焦点をあて、日本文学報国会の活動や大東亜文学者大会をめぐる動きなどを作家・張我軍の仕事に絡めて明らかにしつつ、現存が確認された映画『東洋平和の道』(一九三八年公開)の位置付けに関する考察を日本大学の山口守氏にお願いする。
 次に、満州映画協会の看板スター李香蘭として女優デビューした山口淑子は、『支那之夜』(一九四〇年公開)をはじめとする〈大陸三部作〉に出演して以降、満映の専属女優として日本映画に多く登場し、とりわけ阿片戦争敗北一〇〇周年記念に作られた『萬世流芳』は中国全土で大ヒットしたという。彼女が〈日本人〉として追放された後までの道程を辿りながら、戦中から戦後占領期における映画という文化表象の位置付けについての考察を日本映画大学の川崎賢子氏にお願いする。
 この二つの報告を承け、一九四〇年代の東アジアに於ける日本帝国主義の植民地政策の投影としての文学と映画という文化メディアの機能に関連して、その状況下を生き抜くことを余儀なくされた表現者たちが残したテクストの問題点と可能性について、本学の五味渕典嗣氏に論点整理と総括的な問題提起をお願いする。その上で、フロアのシンポジウム参加者との積極的な討議を期待したい。】


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