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2016年10月17日

 記事のカテゴリー : 学会・講演会・展覧会情報

●近代文学合同研究会 第16回シンポジウム「宮沢賢治 〈農〉という視座」(2016年12月18日(日) 13:00-18:00、東京学芸大学W棟201教室)

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研究会情報です。

●公式サイトはこちら
http://goudouken.blog66.fc2.com/blog-entry-42.html

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※11月上旬に各登壇者の発表タイトルを公開予定です。
(上記サイトでご確認ください)

近代文学合同研究会 第16回シンポジウム「宮沢賢治 〈農〉という視座」
12月18日(日) 13:00-18:00
会場:東京学芸大学W棟201教室
登壇者 構大樹(東京学芸大学院生)、中村晋吾(横浜薬科大学非常勤講師)、牧千夏(名古屋大学院生)、村山龍(慶応義塾大学非常勤講師)
ディスカッサント 大島丈志(文教大学)

【開催趣旨

「宮沢賢治」が、多様な接合/劈開面を具備したダイナミックな運動体であることは、従来の賢治研究のみならず、文明以後の感性や神話的思考、「近代」の制度性や歴史性を論じる様々な場で検証されてきた。文学の領域では小説/童話/詩/短歌/歌謡等のジャンル的差異、日本語の口語/文語、標準語/方言、英語/エスペラント等の文体・言語的差異の境界を越境、往還し、絵画/音楽/映画/演劇等の表現の場、そして化学や地学、農学、宗教や歴史、思想の領域にも自らの感性の可触性を拡張した存在であった。その雑多で貪欲な賢治のカオス的主体とテクストの全体像は、文学研究からの単独的アプローチでは検証不能であろう。これからの賢治研究はその困難を超えていかねばならない。今回のシンポジウムは、若手気鋭の賢治研究者を中心に、多様な側面からそのテクストや思想、同時代言説や社会との交錯の様相にアプローチするものであり、そこでは〈農〉という視座を共通テーマとする。とは言え、〈農〉は賢治研究において決して目新しいテーマではなく、その農学者としてのあり方やテクスト内のイメージ、その思想性、宗教性の問題は従来検証されてきた。しかし、〈農〉という領域は、農業の実践の場と農学的学問の空間にこぢんまりと収まるものではない。それは生命をめぐる放恣な想像力=ファンタジーを喚起し、閉塞した「近代」をめぐるオルタナティブの幻想を生成し、農本主義やアナーキズム等の思想の場と連結し、翼賛体制下の食や資源、軍事や経済、植民地主義の問題と結びつくものである。賢治という現象体において〈農〉は、個的存在の限定性を超えて、新たな位相にその表現と意識を拓く、一種の開放口であったのではないか。賢治と〈農〉の問題を追究し続ける研究者である大島丈志氏をディスカッサントに迎えた今回のシンポジウムを、賢治研究のみならず、文学研究の方法論的越境と言葉の交錯の契機としたい。】


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