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2016年8月19日

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●伊藤守幸氏「失語症に関する内的記録―文学者が文字を失ったとき―」(学習院女子大学紀要 (18), 2016-03 )

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【以下に記すのは、我が身に降りかかった突然の災厄に関する内的記述といった類の文章である。いわゆる学術論文とはいささか趣の異なるこの文章が、果たして大学の紀要にふさわしい書き物なのかという一抹の不安は脳裏を掠めるものの、それでも敢えて筆を執ることにしたのは、主にふたつの理由による。】
つづきはこちらから。学習院学術成果リポジトリ。
http://glim-re.glim.gakushuin.ac.jp/handle/10959/3935

注5
「『更級日記』の英訳で考えたこと」というテーマのエッセイを、笠間書院から依頼されていたのだが、この原稿については、入院中に一旦執筆を辞退している。その後、退院直後(10月1日)から執筆を再開したのだが、それは、入院直前に書いていた原稿を書き継ぐことで、失語症からの回復の程度を確かめたかったからである。最初の3日間は1字も先へ進めないような有様で、その後も1日1文しか書けない状態が長く続いたが(それだけで脳は疲弊しきってしまうのだ)、1か月余りで何とか5000字ほどの文章を書き終えることができた。『リポート笠間59号』(2015年11月20日発行)に、「含意(connotation)を翻訳に活かすために」という題名で掲載された文章が、それである。このエッセイの執筆こそ、「書く力」を取り戻すための最も厳しく且つ効果的な訓練となった。


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