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2016年3月 4日

 記事のカテゴリー : 学会・講演会・展覧会情報

●武者小路実篤記念館 春季展「新収蔵品展」〜河野通勢資料を中心に〜(2016年3月5日(土)〜4月17日(日))

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展示情報です。

●公式サイトはこちら
http://www.mushakoji.org/schedule/tenji.html#10

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春季展「新収蔵品展」〜河野通勢資料を中心に〜

会期:3月5日(土)〜4月17日(日)

 武者小路実篤記念館は「実篤、白樺、新しき村」の情報発信基地として役割を果たし、よりよい作品・情報を広く提供して行くため、収集に努めています。開館30年を迎え、その数は美術品、図書・雑誌ほか60,386点にのぼり、実篤作品や関連資料だけでなく、実篤を取り巻く文学者や芸術家の作品や資料、同時代に繰り広げられた活動の資料など、数だけでなく内容もより深まりをみせています。
 なかでも、平成26年10月には河野通勢(こうのみちせい)が所蔵していた作品・資料8,000点あまりがご遺族より寄贈となりました。長野で画を描いていた青年が東京の画壇に登場し、実篤、岸田劉生をはじめとする草土社同人や白樺同人から影響をうけ、油彩画家・挿絵画家として生きた河野の思索を作品から感じます。また、河野旧蔵の図書や雑誌、美術史料は、実篤らが活動していた明治〜昭和期の日本美術の動向を知ることのできる貴重な史料です。
 本展覧会では、これらの作品をはじめ、武者小路実篤書画や原稿、木村荘八作品など、平成24〜27年度に新しく収蔵となった資料をご紹介します。
 また、春休み期間中の子どもたちの美術鑑賞をサポートするアイテムを用意する予定です。

《展示解説》
解 説:佐藤 杏(専門員)
日 時:3月19日(土)、4月15日(金)
    午後1時30分〜 *45分程度
※申込み不要。時間までに展示室へお集まりください。

《展示作品》
●武者小路実篤
淡彩画:お使い人形、扇「桜桃」、チューリップ、バラ「共に咲く喜び」(1966年)、ほか
書:「龍となれ」(1966年)
油彩:裸婦
原稿:「湖畔の画商」(1936年)、ほか
●河野通勢作品
油彩画:「聖ヨハネ」(1918年頃)、「外国少女」(1927年)、「娘時代」(1935〜36年)、ほか
●木村荘八作品
淡彩画:「濹東綺譚」(1954年頃)
素描:映画『或る女』デッサン(1954年)、ほか
木村武雄宛署名本

◎河野通勢(こうのみちせい)
 1895(明治28)年 −1950(昭和25)年。画家。
 青年期を長野で過ごす。画学教師である父がそろえた西洋の画集を見て、レオナルド・ダ・ヴィンチなどを模写する日々を過ごすなか、家の近くを流れる裾花川に魅了され毎日のようにスケッチに通う。うねるように描かれた木の枝や葉、実景の中に暗示的に描き込まれた人物には、単なる写生にとどまらない秘めた物語性を持ち、見る者に緊張と不安を感じさせる。不思議な雰囲気を持つ画は、油彩画のみならず膨大なデッサンとして残されている。そこには、9歳でハリストス正教の洗礼を受け、聖書を題材とした作品を油彩・素描・エッチングと様々な技法で数多く描いた河野の片鱗が見てとれる。
 22歳で上京。岸田劉生に才能を認められ、草土社に参加し、聖書画や長與善郎著『項羽と劉邦』の挿絵など、草土社展覧会に出品している。この他にも白井喬二など新聞連載小説、武者小路実篤や江戸川乱歩などの著書の挿絵・装幀を手がけ、人気を博した。
 晩年まで創作活動を続け、55歳で没す。河野作品は、2008年の回顧展で再評価され、近年注目が高まるが、作品や資料がまとまって所蔵している美術館は少ない。

〈武者小路実篤記念館インフォメーション〉
開館時間:午前9時〜午後5時
入場料:大人(高校生以上)200円/小・中学生100円
 ※市内在住の65歳以上は無料
 ※市内在住・在学の小中学生は、土曜日は無料パスが使えます。
 ※「東京ミュージアムぐるっとパス」がご利用いただけます。
休館日:月曜日(月曜日が休日の場合は開館、翌火日休館)
交通:京王線つつじケ丘駅または仙川駅より、徒歩10分
 小田急線成城学園前駅より「調布駅」または「神代団地」行バス稲荷前下車徒歩5分
住所:〒182-0003 調布市若葉町1−8−30
電話:03-3326-0648
ホームページ:http://www.mushakoji.org


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