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2016年3月 4日

 記事のカテゴリー : 学会・講演会・展覧会情報

●群馬県立土屋文明記念文学館 講座「見つめ直す日本文学の歴史」「俳句と川柳―俳句はまじめで川柳はこっけい?―」講師:復本一郎氏(2016年3月20日(日))

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講座情報です。

●公式サイトはこちら
http://www.bungaku.pref.gunma.jp/events/1095

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② 2016年3月20日(日) 14:00~15:30
「俳句と川柳―俳句はまじめで川柳はこっけい?―」
 講師:復本一郎氏(ふくもと いちろう、神奈川大学名誉教授)
 1943(昭和18)年愛媛県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。同大学院修士課程、博士課程に進学。福岡教育大学、静岡大学人文学部を経て、2009(平成21)年まで神奈川大学教授。1988(昭和63)年、早稲田大学文学博士。1997(平成9)年度からの4年間、当館月例文芸講座でも俳句を講じた。現在、実験的俳句集団「鬼」代表。
 『芭蕉における「さび」の構造』(塙選書、1973年)、『本質論としての近世俳論の研究』(風間書房、1987年)、『俳句と川柳 「笑い」と「切れ」の考え方、たのしみ方』(講談社現代新書、1999年:『俳句と川柳』として講談社学術文庫、2014年)、『俳句源流考 俳諧発句論の試み』(愛媛新聞社、2000年)、『日野草城 俳句を変えた男』(角川学芸出版、2005年)、『芭蕉との対話 復本一郎芭蕉論集成』(沖積舎、2009年)、『余は、交際を好む者なり 子規と十人の俳士』(岩波書店、2009年)、『鬼貫句選・独ごと』校注(岩波書店、2010年)など著書多数。

 文学の歴史を丁寧に見つめ直してみると、一般的に流布しているイメージが誤っているのではないか、別の考え方もできるのではないかと、再考させられることがたくさんあります。それぞれの分野で日本の文学研究を牽引してきたお二人による、刺激に満ちたお話を伺います。
 8世紀後半に成立したと思われる日本最古の歌集『万葉集』では、歌の前に題詞、歌の後に左注(さちゅう)という歌を説明する漢文が置かれていることがあります。全20巻のうち巻(まき)十六は、この漢文がとりわけ多く、ここに歌物語である『伊勢物語』や最古の物語と言われる『竹取物語』などに続く萌芽を見て取ることができるというのが、古橋先生のお話です。『万葉集』は当然のことながら和歌の歴史の中で語られることが多く、それはもちろん誤りではありませんが、より大きな文脈の中で新たな光を当てることもできるのです。
 ともに明治時代に生まれた「俳句」「新川柳」の成り立ちや、それぞれのルーツである江戸時代からの「俳諧の発句(ほっく)」「前句付(まえくづけ)」、さらに遡って連歌(れんが)の「発句」「平句(ひらく)」のことを考えてみれば、そもそも俳句にとって「笑い」が重要な要素であり、俳句と川柳を分かつのは「切れ」(切字と同じではありません)の有無である、というのが復本先生のお話です。起源を絶対視するのではなく、俳句・川柳を鑑賞・創作する上での新鮮で現代的な視点を、歴史を見つめることから掬い上げる試みです。

電話、当館受付カウンターで申し込みを受け付けます。(申し込み順)
参加無料。各回定員150名。
※事前の申し込みが定員に達しない場合には、当日受付も行います。
〒370-3533群馬県高崎市保渡田町2000 電話027-373-7721


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