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2015年12月 4日

 記事のカテゴリー : 新刊案内

●吉野朋美『後鳥羽院とその時代』(笠間書院)

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1月上旬の刊行予定です。

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吉野朋美『後鳥羽院とその時代』(笠間書院)
ISBN978-4-305-70791-8 C0092
A5判・上製・カバー装・布クロス・512頁
定価:本体9,000円(税別)

『新古今和歌集』成立前後
後鳥羽院と周辺の歌人たちは
どのような和歌活動を展開したのか

勅撰和歌集の歴史において特異な下命者である後鳥羽院の
存在や和歌活動を中心に据えて同時代の和歌事象を眺めると
どのようなことが見えてくるのか。

『新古今』成立前後の様々な問題を
後鳥羽院周辺の歌人たちや後鳥羽院自身の動向や和歌表現という
ふたつの観点から時代に即して考察する。

【本書は、ここに述べたさまざまな問題について、ふたつの観点から考察を試みるものである。ひとつは、後鳥羽院周辺で院のいる和歌行事に何らかのかたちでかかわり、院の存在や志向に影響を受けた、あるいは与えた歌人たちの動向や和歌表現を考察の主対象に据え、後鳥羽院の存在や志向との関係をあぶり出そうとする観点である。もうひとつは、後鳥羽院自身の動向や和歌表現の考察を通じて、後鳥羽院が時代とどのように向き合い、前代の和歌や同時代の歌人たちとかかわったのか、その志向や思惑を明らかにする観点である。その際には、できるだけその催しのおこなわれた状況や詠まれた和歌の背景を明らかにし、その時代に即して考えていく姿勢を心がけたい。......「はじめに」より】

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【著者略歴】

吉野 朋美(よしの・ともみ)

1970年東京都生まれ。聖心女子大学文学部卒業。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。東京大学国文学研究室助手を勤め、中央大学文学部に専任講師として着任、准教授を経て教授。専攻は中世文学・和歌文学。
著書に『後鳥羽院』(コレクション日本歌人選28・笠間書院)、共著書に『堀河院百首和歌』(和歌文学大系15・明治書院)、『俊頼述懐百首』(歌合・定数歌全釈叢書3・風間書房)、『大学生のための文学トレーニング古典編』(三省堂)、『西行全歌集』(岩波文庫)など。

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■ご予約・ご注文は版元ドットコムでも
http://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784305707918
または、直接小社まで、メールで info@kasamashoin.co.jp ご連絡いただいても構いません。またはこちらのフォームで、購入希望としてご連絡ください(書名・冊数・お名前・ご住所・電話番号を明記してください)。
http://kasamashoin.jp/mailform.html

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【目次】

 凡例
 はじめに

第一篇 周辺歌人と場と

第一章 始発期を中心に
 第一節 大内の花見 ─最初の詠歌をめぐって─
 第二節 『仙洞十人歌合』の特質と表現 ─判者の推定に及ぶ─
 第三節 後鳥羽院の和歌活動初期と寂蓮
第二章 時空間の共有意識
 第一節 「熊野懐紙」の和歌 ─後鳥羽院の熊野御幸途次当座歌会をめぐって─
 第二節 後鳥羽院御所の空間的特質(一) ─水無瀬をめぐって─
 第三節 後鳥羽院御所の空間的特質(二) ─最勝四天王院をめぐって─

第二篇 『新古今和歌集』とそれ以後

第一章 『新古今和歌集』の思想
 第一節 『新古今和歌集』と鎮魂 ─西行・慈円をめぐって─
 第二節 伊勢神宮と和歌 ─『新古今和歌集』神祇部神宮関連歌群とその周辺─
第二章 『新古今和歌集』以後
 第一節 建暦二年の後鳥羽院
 第二節 実朝懐柔と和歌 ─建保三年『院四十五番歌合』の場合─
第三章 隠岐における和歌活動
 第一節 『遠島百首』の方法 ─改訂されなかった歌を通して─
 第二節 神仏への信仰
 第三節 後鳥羽院における源俊頼 ─『後鳥羽院御口伝』から「俊頼影供」へ─

 むすびに 「置文」を契機として ─後世の後鳥羽院受容・点描

 初出一覧
 あとがき
 索引(人名/書名・作品名/和歌初句)


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