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2015年11月20日

 記事のカテゴリー : いただいた本・送られてきた本

●セレスタン・フレネ 著 里見実 訳『言語の自然な学び方 学校教育の轍の外で』(太郎次郎社エディタス)

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太郎次郎社エディタス・須田さんより頂きました。

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発行日 2015年11月発行
判型 A5変・上製
頁数 288ページ
価格 本体3500円+税
ISBN ISBN978-4-8118-0787-4
Cコード C0037

●版元紹介ページ
http://www.tarojiro.co.jp/product/5439/

内容
人間は立つこと、歩くこと、しゃべることを身につけていくのと同じ道筋をたどって、読み書きを学ぶことができる。すなわち実験的模索によってそれを学ぶのだ──。
娘バルの記録を生き生きとたどりつつ、学ぶ主体の「生命の弾み」に照準をあて、子どもの言語習得のプロセスに迫る。
学校文化をラディカルに問う、フレネ教育思想のエッセンスがつまった最後の主著、待望の初邦訳。

セレスタン・フレネ(せれすたん・ふれね)
1896年、フランス生まれ。フレネ教育運動、あるいは「教育協同組合運動」や「現代学校運動」とも呼ばれる新教育運動の創始者として知られる。 ニースの師範学校に入学し、在学中に第一次世界大戦に従軍。1920年、故郷に近いバル・シュル・ルーの村の教師となる。教科書はいらない、自由作文、学校印刷機、そして学校間通信、という彼の一連の主張は多くの共鳴者を生み、35年にはみずからの学校を開校した。1966年死去。 邦訳された『手仕事を学校へ』(宮ヶ谷徳三訳/黎明書房)をはじめ、その著作は世界中で読まれ、多くの教師たちがいまなおフレネの影響を受け続けている。

目次
編者まえがき
【序論】
話し、書くまえに、人は言語の法則を知らねばならぬのか?
知能も技能も、手探りのプロセスによってのみ習得される
科学史家が言う科学の発展は、手探り実験そのもの
教育を、子どもの感性全体に働きかけるものに
褒美や罰で刺激するのでなく、
子どもの生活にエネルギーが潜在する
【第1部】言語学習における自然方式
1.自然方式と伝統的な方式
2.深く痕跡をとどめる文化
3.バルの場合
4.子どもは自然方式で書くことと読むことを始める─ある観察ノートから
5.デッサンから書くことへ
6.デッサンから独立したエクリチュール
7.単語の意味
8.読むことより以前に自己表現があるのだ
9.書くことの仕上げのプロセス
10.活版印刷と、文章の手紙からの独立
11.レクチュール[読むこと]へ
12.読み書きの技法の決定的な習得にむかって
13.この方法によってもたらされた到達点
14.教育学的結論
15.自然な、新しい方式
【第2部】包括読みの理想のあり方
1.古い規律訓練型教育と自由新教育との相克
2.ドクロリイ博士による包括的読みの評価
3.学校化された「包括的な学習」への6つの批判とその反論
4.学校印刷機を介した自然方式による包括読み─わが思考の再録
【第3部】文法の自然方式
1.もしも文法が無用のものであったとしたら?
2.綴字法[正書法]の学習にあたって、文法は役立つであろうか?
3.フランス語を学ぶうえで、文法ははたして必要なのか
4.文法が無用だとするならば、恣意的なその教えこみは無用であるどころか有害である
5.文法の練習
6.言語は手探り実験をとおして習得される
7.学校病の症候群
8.もっと授業を
9.幼稚園から始まって
訳者あとがき
セレスタン・フレネについて(略歴)

里見実(さとみみのる)
1936年生まれ。1965年から2007年まで國學院大學に勤務したのち、現在は現代教育思想や中南米演劇などの研究と翻訳に取り組む。
おもな著書に『パウロ・フレイレ「被抑圧者の教育学」を読む』、『働くことと学ぶこと』、『学ぶことを学ぶ』、『学校でこそできることとは、なんだろうか』、『学校を「非学校化」する』(以上、小社刊)、『ラテンアメリカの新しい伝統』(晶文社)、『タイにおける地域再生運動に学ぶ』(農文協)など多数。
おもな訳書に、パウロ・フレイレ『希望の教育学』、ピーター・メイヨー『グラムシとフレイレ』(以上、小社刊)、ベル・フックス『とびこえよ、その囲いを』(監訳、新水社)、アウグスト・ボアール『被抑圧者の演劇』(晶文社)などが、共訳書にパウロ・フレイレ『伝達か対話か』、モアシル・ガドッチ『パウロ・フレイレを読む』(以上、亜紀書房)などがある。


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