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2015年11月27日

 記事のカテゴリー : 学会・講演会・展覧会情報

●立命館大学日本文学会・第146回研究例会(2015年12月13日(日)、研心館 3階 631教室)

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研究会情報です。

●公式サイトはこちら
http://ritsnichibunkai.blog.fc2.com/blog-entry-70.html

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日 時:12月13日(日)13:00~
 会 場:研心館 3階 631教室
 参加費:無 料

  ***** 題目・要旨 *****

◆『万葉集』における「もみち」考
  立命館大学大学院博士課程前期課程1回生  林 ひかり

 日本に現存する最古の歌集である『万葉集』には、巻一・一六に収められている額田王の「春山の花と秋山の彩り」の歌を皮切りに、秋の景物として「もみち」が百首以上の歌に詠み込まれている。
 本発表では、主に歌の表記の面から、『万葉集』において「もみち」がどのように詠まれているのかを考察したい。


◆村上春樹「納屋を焼く」論
  立命館大学大学院博士課程後期課程2回生   李 娟 

 村上春樹「納屋を焼く」は1983年1月の「新潮」に発表された短編小説である。この作品は、「僕」が彼女の失踪した経緯を語る物語である。作中で、彼女には「僕」のほかにもう一人の「恋人」がいた。彼女の「恋人」が「僕」の家の近くにある納屋を焼こうとした話をしたが、実際に焼かれた納屋はどこにもなかった。その代わりに、彼女は原因不明の失踪を遂げる。
 本発表では、1980年代の社会背景に着目しつつ、彼女の失踪と納屋を焼くことの関わりを論じることによって、物語に示される納屋を焼く行為の内実を明らかにし、作品の寓意を読み解くことを目的とする。


◆佐多稲子「髪の嘆き」における植民地的主体の生成について
  立命館大学非常勤講師  鳥木 圭太

 プロレタリア作家であった佐多稲子は、1942年10月から翌年4月にかけて、陸軍報道部の斡旋にもとづくいわゆる「南方徴用作家」としてシンガポール、スマトラを訪問している。本発表ではこの体験をもとに描かれた小説「髪の嘆き」(『文芸読物』1943年8月)を通して、「混血児」の少女が主体形成を成し遂げようとすることの困難さを浮き彫りにし、そこにプロレタリア文学運動崩壊後の困難な時期を生き抜こうとする作家の主体形成の試みを重ねて考察したい。


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