和本教育の実践記録を伝える冊子「和本リテラシーニューズ」vol.1が、日本近世文学会のサイトでPDF公開開始

公式サイトはこちら。日本近世文学会。
http://www.kinseibungakukai.com/doc/wabon001.html
以下。刊行にあたって、より。
【ここでいう「和本リテラシー」とは、広い意味では、江戸時代末までに書写もしくは刊行された古典籍(和本)をどう読み、理解し、そして活用していくかといった、日本古典籍に関わる総合的な能力を指すものです。と同時に、狭い意味では、いわゆる「くずし字」(変体仮名)の読解能力を指します。
昨今、この種の能力はいっそう衰退の一途を辿っていますが、二十一世 紀を迎えて、日本の現状が混迷を深めれば深めるほど、〈古典〉の重要性 は増していると見るべきでありましょう。〈古典〉は文学だけではありません。あらゆる領域に存在します。さまざまなヒントが詰め込まれている〈古典〉を存分に理解し吸収するために、今こそ「和本リテラシーの充実を」 と願わずにはいられません
このリーフレットは、「和本リテラシー」の実践記録を集積し発信することで、古典もしくは古典籍を学ぶ方はもちろんのこと、教える立場にある方々にも一つの指針(モデルケース)としていただけるように願って発刊されます。 どうか、小さな動きがやがて日本各地で大きなうねりに発展し、老若男女がみな自力で、〈古典〉の豊かさを存分に享受できる日が来ますように。
二〇一五年七月 日本近世文学会広報企画委員会】
【目次】
刊行にあたって
実践記録1 小中学生対象
ジュニアくずし字教室のこと
川平敏文(九州大学)
実践記録2 大学生対象
読むことの始まりにむけて─和本リテラシーを大学教育のなかで考える
塩崎俊彦(高知大学)
実践記録3 大学生対象
古典文学基礎(講読)のことなど
西澤美仁(上智大学)
実践記録4 社会人対象
和本リテラシーと社会貢献─三輪田米山を例として
福田安典(日本女子大学)
出前授業の実施について
日本近世文学会の概要
和リテのひろば
編集後記
※小社編集部・西内友美が、レイアウト・デザイン、ゆるきゃら「しみまる」の制作をしています。