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2015年8月19日

 記事のカテゴリー : 新刊案内

●小川和佑『詩の読み方 小川和佑近現代詩史』(笠間書院)

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9月下旬の刊行予定です。

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小川和佑『詩の読み方 小川和佑近現代詩史』(笠間書院)
ISBN978-4-305-70780-2 C0092
四六判・仮フランス装・298頁
定価:本体1,800円(税別)

敗戦後の社会に無防備に投げ出された
少年が拠りどころとしたのは
詩の世界であった

日本近代文学研究者・文芸評論家である小川和佑が遺した
読者と詩をつなぐ、小論の数々を集成。
難解な近現代詩を論理的にやさしく鑑賞する。

【ある年齢のある時期には、詩を書くことは誰にとっても容易です。しかし、鑑賞し、理論づけるとなると、容易ではありません。多くの詩の解説書を読んだということが、必ずしも詩の理解を深めないところに詩の鑑賞の難しさがあります。(中略)しかし、萩原朔太郎以後の現代詩は、こうした鑑賞の方法では扱うことができません。その理由は、新体詩に比較して現代詩がはるかに複雑で高度な技術の上に作られているからです。少なくとも現代の古典となった昭和の詩は、先に述べたある年齢の時期に誰しも書くことのできる詩とは本質も異なり、高度な表現技術と専門的教養を基礎に作られていることを意識しないと、批評も鑑賞も成り立たないところがあります。】......本書「近現代詩を読むための覚書」より

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【著者略歴】
小川和佑(おがわ・かずすけ)
日本近代文学研究者、文芸評論家
昭和五年(一九三〇)─平成二十六年(二〇一四)。東京生まれ。栃木県宇都宮市出身。明治大学専門部文芸科卒業。栃木県公立高等学校教諭、昭和女子大学短期学部助教授を経て、文筆に専念。長く明治大学文学部兼任講師も務めた。若き日に詩誌「地球」同人。元文藝家協会会員。日本近現代詩を中心に、堀辰雄、中村真一郎、三島由紀夫、高橋和巳ら作家についても研究。また、桜の文学史・文化史(『桜の文学史』文春新書など)をはじめ、時代小説、東京学、刀剣などに関する評論多数。

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■ご予約・ご注文は版元ドットコムで
http://www.hanmoto.com/bd/isbn978-4-305-70780-2.html
または、直接小社まで、メールで info@kasamashoin.co.jp ご連絡いただいても構いません。またはこちらのフォームで、購入希望としてご連絡ください(書名・冊数・お名前・ご住所・電話番号を明記してください)。
http://kasamashoin.jp/mailform.html

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【目次】

近現代詩を読むための覚書

Ⅰ 詩の創る世界―ことばに生きた詩人たち

1 萩原朔太郎(1886-1942)
天景
2 三好達治(1900-1964)
甃(いし)のうへ

頰白(ほおじろ)
捷報臻(しょうほういた)る
雪はふる
3 堀 辰雄(1904-1953)
天使たちが
4 立原道造(1914-1939)
爽(さわ)やかな五月に
また落葉林(らくようりん)で
風に寄せて、その五
何処(どこ)へ?
5 伊東静雄(1906-1953)
わがひとに与(あた)ふる哀歌
八月の石にすがりて

Ⅱ 詩神の魅惑―詩の森へ

6 逸見猶吉(へんみゆうきち)(1907-1946)
ウルトラマリン 第二・兇牙利的
7 津村信夫(1909-1944)
抒情の手
8 能美九末夫(のうみくすお)
冬の黄昏(たそがれ)に
9 野村英夫(1917-1948)
司祭館、Ⅲ
10 大木惇夫(あつお)(1895-1977)
椰子樹下(やしじゅか)に立ちて
11 大木 実(1913-1996)
おさなご
12 鮎川信夫(1920-1986)
喪心(そうしん)のうた、1
13 秋谷(あきや) 豊(1922-2008)
読書
14 吉本隆明(1924-2012)
佃渡(つくだわた)しで

小川和佑近現代詩関係著作目録
詩作品および詩人の文章の出典一覧

編者あとがき


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