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2015年8月21日

 記事のカテゴリー : 学会・講演会・展覧会情報

●芦屋市谷崎潤一郎記念館・秋の特別展 大谷崎と挿絵の世界~楢重・松篁・棟方など~(平成27年9月12日(土)~12月6日(日))

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展示会情報です。

●公式サイトはこちら
http://www.tanizakikan.com/history.html#summer

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【文学と美術――。ジャンルの異なる二つの芸術が融合し、美的世界を構築するのが、作品と挿絵の関係と言えます。挿絵には、作品の一場面を簡単にイメージさせるものや、ページの埋め草に添えられたものなど、さまざまな形があります。しかし、谷崎の名作の中には、画家とのコラボレーションによって完成されたものも少なくはありません。自身で装丁を手がけたり、作品に合った画家を選んで挿絵や装丁を依頼したりしていました。谷崎は、「自分の作品を単行本の形にして出した時に始めてほんたうの自分のもの、真に「創作」が出来上つたと云ふ気がする。」(「装幀漫談」)と述べているほどです。
 古典回帰を果たした記念の名作「蓼喰ふ虫」は、新聞連載時に小出楢重の挿絵に励まされて書き進めたことを明かしています。
谷崎が生涯三度にわたって挑戦した源氏訳では、旧訳のポスターを鏑木清方が描き、新訳では、彼の門下であった伊東深水が手がけています。また、新訳の挿絵では、安田靫彦を筆頭に、著名な日本画家たちが一斉に手がけ、現代における最上の源氏絵巻となりました。さらに新々訳では、新訳の挿絵に彩色を施した「彩色挿画入豪華版」を刊行しており、新たに京都画壇の重鎮・上村松篁が加わっているのです。
 そして、「鍵」「瘋癲老人日記」などの晩年三部作は、棟方志功の力強い板画が作品世界を如実に表現しています。
 日本を代表する画家たちが谷崎文学の美的世界を彩り、作品の魅力を最大限に引き出したのです。没後五十年を迎えた記念すべき年、谷崎文学を挿絵の視点から捉えなおします。文豪と画家が生み出した芸術世界をご堪能下さい。 】


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