京都大学人文科学研究所 共同研究班「日本の文学理論・芸術理論」研究会・報告「危機/終焉言説と学問批判」坪井秀人氏(日文研)(2015年3月30日、人文科学研究所本館(新館))

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3月30日:報告「危機/終焉言説と学問批判」坪井秀人氏(日文研)
【【概要】
 人文学の研究・教育は近代アカデミズムの歴史の中で最も困難な時期を迎えている。新自由主義の政治が吹き荒れる中で、個別の研究や研究機関の自律性はとてつもなく脆弱化しているからだ。内発的にも、”The End of History”や〈近代文学の終り〉といった〈危機〉や〈終焉〉のディスクールが世紀転換期以降、反復撒布されてきた。
 1990年代から文化人類学や民俗学などで内在的な学問批判が開始され、それは日本文学においても国文学批判が展開された。このことは全共闘世代による大学解体のコールが教養部解体に端を発する大学改組・管理化という形で実現されてしまうというアイロニカルな政治状況と実は一体のものであろう。学問批判と危機/終焉言説はどのように関連しているのか、あるいはそれをどのように克服すべきなのか、議論のきっかけを作ることが出来ればと思う。】