« 図書館協会選定図書(第2898回、14008461)・松尾光『日本史の謎を攻略する』(笠間書院) | メイン | 学習院生涯学習センター・宇野瑞木氏「絵から読み解く孝行説話「二十四孝」 東アジアの時空をめぐる忘れられた物語」(2014/04/22 ~ 2014/07/08、全4回、12,000円、要申し込み) »

2014年3月20日

 記事のカテゴリー : 新刊案内

●鶴見大学日本文学会編『国文学叢録 論考と資料』(笠間書院)

このエントリーをはてなブックマークに追加 Clip to Evernote Share on Tumblr LINEで送る

4月上旬の刊行予定です。

70730_k.jpg

鶴見大学日本文学会編
『国文学叢録 論考と資料』(笠間書院)
こくぶんがくそうろく  ろんこうとしりょう

ISBN978-4-305-70730-7 C3091
A5判・上製・函入・448頁
定価:本体13,000円(税別)

平成25年度、創立50周年を迎えた鶴見大学文学部日本文学科の記念論集。
名誉教授、元教員、卒業生、在学院生による計17本の「論考と資料」。
執筆は、新沢典子・高田信敬・岩佐美代子・今野鈴代・中川博夫・山西 明・牧 藍子・佐藤かつら・片山倫太郎・田中智幸・久保木秀夫・平藤 幸・石澤一志・堀川貴司・伊倉史人・深沢了子・芝野美奈代(掲載順)。

【文献学的実証主義の学風、これを五十年の伝統として真っ先に挙げるべきであった。附属図書館に収蔵された古典籍、近代文学のコレクション、国文学の文献等の充実は、他大学を圧倒する。小さな世帯の大学であるが、それがかえって専門分野の文献の充実を生んだ。無論、そこには図書館と本研究室のスタッフによる弛まぬ努力があったわけである。私学としての特徴を十分に発揮できた五十年であったと言ってよい。】...刊行にあたってより。

-----------
■編者紹介
鶴見大学日本文学会
 Tsurumi Daigaku Nihon BungakuKai

昭和40年5月29日に発会し、当時は「鶴見女子大学日本文学会」の名称で、短期大学国文科とともに活動してきました。現在は、鶴見大学文学部日本文学科・大学院文学研究科日本文学専攻の、日本文学・日本語学・関連分野を専門とする教員、退職教員、在学生、大学院生、卒業生等による研究組織です。
例年、春季大会・秋季大会を開催するほか、『鶴見大学紀要』『国文鶴見』『鶴見日本文学』などの紀要、『鶴見日本文学会報』『鶴見大学国語教育研究』などの会報も定期的に発行しています。
●公式ブログ http://blog.tsurumi-u.ac.jp/nb0/

-----------
■ご予約・ご注文は版元ドットコムで
http://www.hanmoto.com/bd/isbn978-4-305-70730-7.html
または、直接小社まで、メールでinfo@kasamashoin.co.jpご連絡いただいても構いません。またはこちらのフォームで、購入希望としてご連絡ください(書名・冊数・お名前・ご住所・電話番号を明記してください)。
http://kasamashoin.jp/mailform.html
-----------

【目次】

記念論集刊行にあたって●鶴見大学日本文学会会長・片山倫太郎

[論考編]
「柿本朝臣人麻呂羈旅歌八首」の主題―巻三・二五四番歌の解釈を通じて―●新沢典子  
権帥橘公頼―『貫之集』登場人物素描―●高田信敬
『枕草子』「......物」章段考察●岩佐美代子
「明石の浦にいさりせし君」―朧月夜造型の一側面●今野鈴代
大僧正隆弁の和歌の様相●中川博夫
鶴見大学蔵仮名本『曽我物語』の特色と諸本における位置●山西明
不角の前句付興行の変遷とその意義●牧藍子
初代坂東彦十郎と横浜の芝居●佐藤かつら
川端康成「禽獣」における改稿と系統●片山倫太郎
『呂氏春秋』に見える秦墨の思想―慎大覧諸篇を中心として―●田中智幸

[資料編]
伝藤原家隆筆『古今集』残簡及び断簡―新出異本歌を含む鎌倉時代写本―●久保木秀夫  
新出『平家物語』長門切―紹介と考察●平藤幸
京極派和歌 資料三種―伏見院・京極為兼・西園寺実兼の古筆資料―●石澤一志
伝策彦周良撰『詩聯諺解』解題と翻刻●堀川貴司
鶴見大学図書館蔵『詠歌口傳書類』解題・翻刻●伊倉史人
安永六年『春慶引』解題と翻刻●深沢了子
「宇野千代書簡」紹介●芝野美奈代

執筆者紹介

-----------

●執筆者紹介(五十音順)

伊倉史人
(いくら・ふみと)
一九六六年・東京都生。慶應義塾大学大学院博士課程単位取得退学。修士(文学)。鶴見大学准教授。著書『古今集注釈書伝本書目』(共著、二〇〇七、勉誠出版)、論文「『古今和歌集』の注釈書―一条兼良『古今集童蒙抄』『古今和歌集秘抄』を中心に」(『注釈書の古今東西』二〇一一・一一、慶應義塾大学文学部)他。

石澤一志(いしざわ・かずし)
一九六八年・神奈川県生。鶴見大学大学院博士後期課程単位取得退学。博士(文学)。現在目白大学講師。著書『京極為兼』(二〇一二、笠間書院)他。

岩佐美代子(いわさ・みよこ)
一九二六年・東京都生。女子学習院高等科卒業。博士(文学)。鶴見大学名誉教授。著書『京極派歌人の研究』(一九七四、笠間書院)『光厳院御集全釈』(二〇〇〇、風間書房)他。

片山倫太郎(かたやま・りんたろう)
一九六二年・京都府生。東京大学大学院博士課程中退。鶴見大学教授。論文「川端康成『雪国』試論」(『文学』8―5二〇〇七・九〜十)、「川端康成の未発表小説『勤王の神』(鶴見大学図書館所蔵)」(『国文鶴見』47、二〇一三・三)他。

久保木秀夫
(くぼき・ひでお)
一九七二年・東京都生。日本大学大学院博士後期課程中途退学。博士(文学)。鶴見大学准教授。著書『中古中世散佚歌集研究』(二〇一〇、青簡舎)、論文「『伊勢物語』皇太后宮越後本の性格」(『国語国文』82―9、二〇一三・九)他。

今野鈴代
(こんの・すずよ)
一九四三年・神奈川県生。鶴見大学大学院博士後期課程単位取得退学。博士(文学)。著書『『源氏物語』表現の基層』(二〇一一、笠間書院)、論文「もう一人の一世源氏―允明の場合」(『国語国文』78―12、二〇〇九・一二)他。

佐藤かつら(さとう・かつら)
一九七三年・新潟県生。東京大学大学院博士課程単位修得退学。博士(文学)。鶴見大学准教授を経て、現在青山学院大学准教授。著書『歌舞伎の幕末・明治―小芝居の時代―』(二〇一〇、ぺりかん社)、論文「舞台の塩原多助」(『文学』14―2、二〇一三・三)他。

芝野美奈代(しばの・みなよ)
一九七五年・岐阜県生。鶴見大学大学院博士後期課程。論文「宇野千代 著作年譜及び考察 大正十二年まで」(『国文鶴見』44、二〇一〇・三)「宇野千代墓を発く論」(『国文鶴見』47、二〇一三・三)他。

新沢典子
(しんざわ・のりこ)
一九七四年・愛知県生。名古屋大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(文学)。鶴見大学准教授。論文「古今和歌六帖と万葉集の異伝」(『日本文学』57、二〇〇八・一)「『ものはてにを』を欠く歌の和歌史における位置づけ」(『萬葉語文研究』第9集、二〇一三・一〇)他。

高田信敬
(たかだ・のぶたか)
一九五〇年・岐阜県生。東京大学大学院博士課程中退。博士(文学)。鶴見大学教授。著書『源氏物語考証稿』(二〇一〇、武蔵野書院)、論文「橘道貞の下向―『赤染右衛門集』管見―」(『国語国文』82―6、二〇一三・六)他。

田中智幸
(たなか・ともゆき)
一九五四年・神奈川県生。早稲田大学大学院博士後期課程満期退学。鶴見大学教授。論文「『呂氏春秋』有始覧の形成をめぐって」(「新しい漢字漢文教育」44、二〇〇七・六)「『呂氏春秋』の統治論に見える『荘子』の虚静無為」(『鶴見大学紀要』46、二〇〇九・三)他。

中川博夫(なかがわ・ひろお)
一九五六年・東京都生。慶應義塾大学大学院博士課程単位取得退学。博士(文学)。鶴見大学教授。著書『大弐高遠集注釈』(二〇一〇、貴重本刊行会)、論文「鎌倉期関東歌壇の和歌の様相」(『国文鶴見』48、二〇一四・三)他。

平藤幸(ひらふじ・さち)
一九七五年・山形県生。鶴見大学大学院博士後期課程単位取得退学。博士(文学)。現在鶴見大学非常勤講師。共著『平家物語 覚一本 全』(二〇一三、武蔵野書院)論文「藤原経宗の口伝」(小原仁編『『玉葉』を読む』二〇一三、勉誠出版)他。

深沢了子(ふかさわ・のりこ)
一九六五年・神奈川県生。東京大学大学院博士課程単位取得退学。博士(文学)。鶴見大学助教授を経て、現在聖心女子大学教授。著書『近世中期の上方俳壇』(二〇〇一、和泉書院)、論文「蕪村の『蒙求』利用句」(『文学』126、二〇一一・一一〜一二)他。

堀川貴司(ほりかわ・たかし)
一九六二年・大阪府生。東京大学大学院博士課程単位取得退学。博士(文学)。鶴見大学教授を経て、現在慶應義塾大学教授。著書『書誌学入門 古典籍を見る・知る・読む』(二〇一〇、勉誠出版)『五山文学研究 資料と論考』(二〇一一、笠間書院)他。

牧藍子(まき・あいこ)
一九八一年・東京都生。東京大学大学院博士課程単位取得退学。博士(文学)。鶴見大学講師。論文「元禄俳諧における付合の性格―当流俳諧師松春を例として―」(『連歌俳諧研究』第121号、二〇一一・九)「享保期の不角の月次興行の性格」(『国語と国文学』90―9、二〇一三・九)他。

山西明(やまにし・あきら)
一九三八年・東京都生。鶴見大学大学院博士課程単位取得退学。博士(文学)。元淑徳大学教授。著書『曽我物語生成論』(二〇〇一、笠間書院)、論文「仮名本『曽我物語』と『孝養集』」(山田昭全編『中世文学の展開と仏教』二〇〇〇、おうふう)他。


●グーグル提供広告