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2013年10月 7日

 記事のカテゴリー : 新刊案内

●久保木哲夫『うたと文献学』(笠間書院)

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10月下旬の刊行予定です。

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久保木哲夫『うたと文献学』(笠間書院)
ISBN978-4-305-70706-2 C3092
定価:本体11,500円(税別)
A5判・上製・カバ―装・448ペ―ジ

歌合・私撰集・私家集等の古筆資料を博捜し、誤写や筆跡の認定を慎重に扱いながら多くの情報を取り出す方法を伝える書。
事実と客観性に基づく文献学的方法から必然的結論に辿り着く軌跡がここに。

【古筆資料を扱う研究の泣き所は、常に中間報告的な要素がどうしてもつきまとうということである。新しい資料が出てくれば、当然その時点でまた改めて考えなおしてみる必要が生じてくる。それまでに考えたことの補強となることが多いが、時には考えを改めなくてはならないこともある。書きためたものを今回まとめるにあたって、可能な限り〈追記〉という形で補いをした............本書「あとがき」より】

■カバ― 具平親王集切(大富切)

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【著者略歴】
久保木哲夫(くぼき・てつお)
Kuboki Tetsuo
昭和6(1931)年、東京都生まれ。東京教育大学文学部国語国文学科卒業。都留文科大学教授、東京家政学院大学教授を経て、平成8(1996)年、都留文科大学学長に就任。14(2002)年退任。都留文科大学名誉教授。

主な編著書
『四条宮下野集 本文及び総索引』〔笠間書院・昭和45〕
『平安時代私家集の研究』〔笠間書院・昭和60年〕
『完訳日本の古典 無名草子』〔小学館・昭和62年〕
『伊勢大輔集注釈』〔貴重本刊行会・平成4年〕
『和泉式部集全集』〔共編 貴重本刊行会・平成6年〕
『康資王母集注釈』〔共著 貴重本刊行会・平成9年〕
『新編日本古典文学全集 無名草子』〔小学館・平成11年〕
『肥後集全注釈』〔共著 新典社・平成18年〕
『折の文学 平安和歌文学論』〔笠間書院・平成19年〕
『古筆と和歌』〔編 笠間書院・平成20年〕
『伏見院御集[広沢切]伝本・断簡集成』
 〔共編 笠間書院・平成23年〕
『古筆手鑑大成』〔共編 全16巻 角川書店〕
『徳川黎明会叢書』〔共編 全12巻 思文閣出版〕
『国立歴史民俗博物館蔵 貴重典籍叢書』
 〔共編 全22巻 臨川書店〕
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■ご予約・ご注文は版元ドットコムで
http://www.hanmoto.com/bd/isbn978-4-305-70706-2.html
または、直接小社まで、メ―ルで info@kasamashoin.co.jp ご連絡いただいても構いません。またはこちらのフォ―ムで、購入希望としてご連絡ください(書名・冊数・お名前・ご住所・電話番号を明記してください)。
http://kasamashoin.jp/mailform.html
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【目次】

第1章 文献学的な方法と問題
  一 古筆断簡の効用―催馬楽「なにそもそ」考―
  二 誤写と本文の整定―『出羽弁集』の場合―
  三 自筆資料と筆跡の認定
  四 伝後伏見院筆広沢切
  五 歌会と歌稿―新資料 後奈良院宸筆詠草を中心に―

第2章 歌合と私撰集
  一 平安朝歌合の新資料
  二 「若狭守通宗朝臣女子達歌合」の主催者ならびに名称
  三 「堀河院中宮歌合」
  四 「百和香」小考
  五 『古今和歌六帖』における重出の問題
  六 『風葉和歌集』欠脱部に関する考察

第3章 私家集と歌人
  一 『実頼集』の原形
  二 伝行成筆「和泉式部続集切」とその性格
  三 『和泉式部続集』五十首歌の詞書
  四 『発心和歌集』普賢十願の歌
  五 針切『相模集』といわゆる「初事歌群」について
  六 『俊忠集』の伝来
  七 『頼輔集』考―寿永百首家集と『月詣和歌集』―
  八 衣笠内大臣家良詠と御文庫切
  九 『家良集』考―伝定家筆五首切を中心に―
  一〇 中務卿具平親王とその集
  一一 京極関白師実とその和歌活動
  一二 大和宣旨考

初出文献
あとがき
索引


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