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2013年5月15日

 記事のカテゴリー : 新刊案内

●斎藤正昭『源氏物語の誕生 披露の場と季節』(笠間書院)

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6月上旬刊行予定です。

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斎藤正昭『源氏物語の誕生 披露の場と季節』(笠間書院)
ISBN978-4-305-70697-3 C0095
定価:本体6,500円(税別)
A5判・上製・カバー装・308頁

紫式部は『源氏物語』五十四帖の各巻を、いつ、どのようにして執筆・発表したか。これまで著者は、自身による五期構成説に基づき、推定でき得る限りの執筆時期を提示してきたが、本書でさらなる執筆時期の限定、及びモデル・准拠を求めていく。具平親王家サロン周辺、並びに彰子中宮サロンという披露の場と、巻々に示されている時節を手がかりに、埋もれた事実を発掘する。

【 『源氏物語』は千年の時を経て、読み継がれてきた。世界文学として、さらに読み継がれていくためには、作者論と作品論との融合、すなわち紫式部が如何にして『源氏物語』を着想・執筆したかを解明し、『源氏物語』の全貌を明らかにすることが不可欠である。本書は、そうした目的からなされた私自身の研究の最終報告でもある。】......まえがきより

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【著者紹介】
斎藤正昭(さいとう・まさあき)

1955年、静岡県生まれ。1987年、東北大学大学院博士課程国文学専攻単位取得退学。元いわき明星大学人文学部教授。著書に、『源氏物語 展開の方法』(笠間書院、1995年)、『源氏物語 成立研究―執筆順序と執筆時期―』(笠間書院、2001年)、『紫式部伝―源氏物語はいつ、いかにして書かれたか』(笠間書院、2005年)など。
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■ご予約・ご注文は版元ドットコムで
http://www.hanmoto.com/bd/isbn978-4-305-70697-3.html
または、直接小社まで、メ―ルで info@kasamashoin.co.jp ご連絡いただいても構いません。またはこちらのフォ―ムで、購入希望としてご連絡ください(書名・冊数・お名前・ご住所・電話番号を明記してください)。
http://kasamashoin.jp/mailform.html
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【目次】

まえがき
【凡例】

第一章 五十四帖の執筆・発表時期―発表の場と季節を手掛かりとして
 はじめに
第一節 第一期(帚木三帖)
 はじめに
 一 「桐壺」巻と帚木三帖の巻序
 二 帚木三帖の発表時期はいつか(一)―寡居期執筆の再検証
 三 帚木三帖の発表時期はいつか(二)
 結語
第二節 第二期前半(「桐壺」〜「葵」六帖)―源明子の典侍辞任を手掛かりとして
 はじめに
 一 源典侍登場と源明子の典侍辞任
 二 紫式部の出仕当初と「桐壺」巻
 三 五月五日の薬玉の一件と「若紫」巻
 四 源明子の典侍辞任と「葵」巻
 五 源典侍のモデルと源明子の辞任騒動
 結語
第三節 第二期後半(「賢木」〜「藤裏葉」十二帖)
 はじめに
 一 第二期後半(「賢木」〜「藤裏葉」十二帖)の発表時期
 結語
第四節 第三期(「蓬生」「関屋」と玉鬘十帖)
 はじめに
 一 「蓬生」「関屋」巻の執筆時期
 二 玉鬘十帖の発表時期
 結語
第五節 第四期(「若菜上」〜「幻」)
 はじめに
 一 「若菜上」「若菜下」巻の発表時期
 二 「柏木」「横笛」「鈴虫」三巻の発表時期
 三 「夕霧」「御法」「幻」の巻序と発表時期
 結語
第六節 第五期(「匂宮」〜「竹河」)
 はじめに
 一 「蜻蛉」以降の巻々の発表時期―長和二年六月の一条天皇三回忌法華八講を手掛かりとして
 二 「蜻蛉」以前の巻々の発表時期
 結語

第二章 『源氏物語』のモデルと准拠
 はじめに
第一節 帚木三帖―具平親王と光源氏
 はじめに
 一 具平親王と紫式部
 二 具平親王と帚木三帖
 結語
第二節 「桐壺」巻―敦康親王と光る君
 はじめに
 一 「桐壺」巻の誕生
 二 敦康親王と光る君
 結語
第三節 六条御息所―京極御息所・中将御息所・斎宮女御を手掛かりとして
 はじめに
 一 京極御息所―「夕顔」巻
 二 中将御息所―「葵」巻
 三 斎宮女御―「葵」「賢木」巻
 四 六条御息所の各モデルの着想とその背景
 結語
第四節 朝顔斎院―代明親王の系譜を手掛かりとして
 はじめに
 一 朝顔斎院のモデルは誰か
 二 式部宮の姫君から朝顔斎院へ
 三 朝顔の姫君登場の背景
 結語
第五節 「浮舟」巻における実名考―彰子皇太后の母源倫子との関係
 はじめに
 一 実名「時方」「仲信」の語られ方
 二 源倫子と「時方」「仲信」親子の関係
 結語

第三章 王朝文学は如何にして発表されたか
 はじめに
第一節 『宇津保物語』『落窪物語』『堤中納言物語』からの照射
 はじめに
 一 首巻の巻序―『宇津保物語』の場合
 二 主人公のモデル―『落窪物語』の場合
 三 発表・披露の場と作品内容の関連性(一)―『堤中納言物語』の場合
 四 発表・披露の場と作品内容の関連性(二)―『堤中納言物語』の場合
 結語
第二節 『枕草子』―女房文学発表の場
 はじめに
 一 『枕草子』執筆までの経緯
 二 『枕草子』の成立はいつか
 三 『枕草子』成立の背景(一)―第一次について
 四 『枕草子』成立の背景(二)―第二次以降について
 五 『枕草子』における発表の場への配慮
 結語
第三節 『紫式部日記』―『枕草子』の影響
 はじめに
 一 『紫式部日記』の構成
 二 『紫式部日記』の時間的構成(一)―某月十一日の御堂詣での年月日
 三 『紫式部日記』の時間的構成(二)―敦成親王誕生記と消息的部分の執筆時期
 四 消息的部分と愛娘・賢子
 五 敦成親王誕生記の性格―『枕草子』の影響
 六 『紫式部日記』成立の背景
 結語

 五十四帖の構成
 五十四帖の執筆・発表年譜
 紫式部略年譜

 初出一覧
 あとがき
 主要事項・人名索引


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