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2012年11月19日

 記事のカテゴリー : いただいた本・送られてきた本

●岡崎真紀子・千本英史・前田雅之・土方洋一編著『高校生からの古典読本』(平凡社ライブラリー 776)

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岡崎真紀子、千本英史、前田雅之、土方洋一の各氏よりいただきました。

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定価:1470 円(本体:1400 円)  HL判  392頁  2012.11
ISBN978-4-582-76776-6 C0391 NDC分類番号 910.2

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古事記や源氏、透谷や子規、女の指が嫉妬で蛇になった話、高僧のうんこ話――36の古典の最良部分の原文が、傍注、脚注ほか、読める仕掛け完備でずんずん読める。古典への招待、決定版!

【目次】

はじめに

女と男のいる古典

紫式部『源氏物語』―朧月夜との逢瀬(花宴巻)
『万葉集』―妻を恋うる歌(巻二)
古代・ 中世の和歌―「忍ぶ恋」の和歌 六首
藤原道綱母『蜻蛉日記』― 泔杯の水(上巻)
鴨長明『発心集』―母、むすめを妬み、手の指蛇になる事(巻五)
後深草院二条『とはずがたり』―密通の露見(巻三)
井原西鶴『好色五人女』―八百屋お七(巻四)

何が「イケ」てる?

清少納言『枕草子』―心にくきもの
兼好法師『徒然草』―花はさかりに(一三七段)
武士の和歌―月の歌
正親町町子『松蔭日記』―柳沢吉保の四十賀(七、春の池)
「湯山三吟百韻」―薄雪の木の葉色こき...(表八句)
松尾芭蕉「銀河の序」―荒海や佐渡に横たふ
与謝野蕪村「北寿老仙をいたむ」―君あしたに去りぬ

おはなしおはなし

『古事記』―穀物神の殺害(上巻)
『太子伝』―蝦夷の前に立つ聖徳太子(十歳条)
『宇治拾遺物語』―増賀上人、三条の宮に参りて振舞いの事(一四三)
説教『さんせう太夫』―焼き金を当てられる安寿と厨子王
上田秋成『雨月物語』―青頭巾の最後(青頭巾)
巌谷小波『こがね丸』―黄金丸の旅立ち

その時その場のリアル

『おもろさうし』―あがる三日月(ありきゑとおもろ(航海のおもろ)。巻十)
増基『いほぬし』―旅先で友と出会う
長門本『平家物語』―髑髏尼の入水
『吾妻鏡』―智定房の補陀落渡海(巻二九)
『太平記』―高時一門の自害(巻十)
小林一茶『父の終焉日記』―家族のいさかいと父の死
正岡子規「小園の記」―我に二十坪の小園あり
柳田国男『遠野物語』―見えるものと見えないもの

人はどんなことをどんなふうに考えてきたのか?

紀貫之「『古今和歌集』仮名序」―やまと歌は、人の心を種として
『和漢朗詠集』―無常
藤原俊成『古来風体抄』―歌のよきことをいはむとては
荻生徂徠『徂徠先生答問書』―学問の道は文章のほかこれなく候
北村透谷『蓬莱曲』―塵! われを覚ゆるやいかに(第三齣第二場蓬莱山頂)
文語訳『聖書』―すべての人、上にある権威にしたがうべし(「ロマ書」第十三章)
萩原朔太郎「大渡橋」―ここに長き橋の架したるは(『純情小曲集』「郷土望景詩」)

「古典」の豊かさ―この本の最後に


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