松尾 光『古代の社会と人物』(笠間書院)

11月下旬の刊行予定です。
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松尾 光『古代の社会と人物』
ISBN978-4-305-70599-0 C0021
定価:本体2,600円(税別)
四六判・上製・カバー装・458頁
私たちは誰かが造った意図しない、あるいは意図的な歴史像を信じ込まされてきた。自分たちが史料を読んでよく考えて、納得してそういう結論になったわけではない–。
自分たちが納得出来る歴史像をつくるために、思い込みを外し歴史を語る試み。
先験的な呪縛から自由になって、歴史に立ち向かうにはどうしたらいいか。
そして、歴史はどう語られたらよいかを考える書。
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■著者プロフィール
松尾 光(まつお・ひかる) Matsuo Hikaru
1948年東京生まれ。学習院大学文学部史学科卒業後、学習院大学大学院人文科学研究科史学専攻博士課程満期退学。博士(史学)。神奈川学園中学高等学校教諭・高岡市万葉歴史館主任研究員・姫路文学館学芸課長・奈良県万葉文化振興財団万葉古代学研究所副所長をへて、現在鶴見大学文学部・早稲田大学商学部非常勤講師。
著書に、『白鳳天平時代の研究』(2004、笠間書院)『古代の神々と王権』『天平の木簡と文化』(1994、笠間書院)『天平の政治と争乱』(1995、笠間書院)『古代の王朝と人物』(1997、笠間書院)『古代史の異説と懐疑』(1999、笠間書院)『古代の豪族と社会』(2005、笠間書院)『万葉集とその時代』(2009、笠間書院)『古代史の謎を攻略する 古代・飛鳥時代篇、奈良時代篇』(2009、笠間書院)。編著に『古代史はこう書き変えられる』(1989、立風書房)『万葉集101の謎』(2000、新人物往来社)『疎開・空襲・愛 母の遺した書簡集』(2008、笠間書院)、共著に『争乱の日本古代史』(1995、廣済堂出版)『古代日本がわかる事典』(1999、日本実業出版社)などがある。
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【目次】
はしがき
Ⅰ 神話伝説などから読み解く古代の社会
1 天岩戸神話に反映する魂振りと魂鎮めの祭儀
2 根の国訪問
3 神武天皇について
4 欠史八代について
5 蘇我はどういう氏族だったか
6 奥州白河の古代
7 古人大兄皇子の年齢
8 日本国家の成立時期について
Ⅱ 古代史籍から読み解く社会と人物
1 『古事記』と古代史籍
2 『古事記』の誕生をめぐって
3 平城遷都一三〇〇年からの疑問
4 越中守・大伴家持の寄り道–饒石川を渡った理由
5 普照–鑑真を招いた僧
6 平城京廃都はいつのことだったか–四年の空白が意味するもの
7 藤原政権樹立への階梯
8 檀林皇后・橘嘉智子の決断–承和の変の疑惑
9 平泉と中尊寺金色堂について
10 平清盛をめぐる論争
Ⅲ 研究活動の軌跡と追憶
1 姫路文学館の文化活動
2 奈良県立万葉文化館と万葉古代学研究所の文化活動
3 黛弘道先生との思い出
古代天皇系図
あとがき