丹羽一彌編著『日本語はどのような膠着語か 用言複合体の研究』(笠間書院)

10月下旬の刊行予定です。
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丹羽一彌編著『日本語はどのような膠着語か 用言複合体の研究』(笠間書院)
ISBN978-4-305-70670-6 C3081
A5判・並製・カバー装・208頁
定価:本体2,800円(税別)
屈折語などタイプの異なる言語で開発された概念を借用せず、
「足し算」的構造の資料から、帰納的に、日本語の枠組みや文法概念を明らかにする書。
日本語文法の原理に向かって考える。
【最近の日本語文法研究とされるものは、意味を基準とした形式の整理や、既成の理論の部分的な適用などに終始していて、形式の相違によって生じる文法機能を体系化し、形式面全体を説明できる原理に向かう姿勢が乏しいと思う。……言語研究は形態論だけではないが、多様な言語構造の中に普遍的な特徴が存在するはずである。それを探求するために、それぞれの言語の形態的な構造をその言語の論理に則って解明する必要がある。本書のそういう主張が分かっていただければ幸いである。】…「あとがき」より
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■編著者プロフィール
丹羽一彌(にわ・かずや)
1939年愛知県生まれ。信州大学名誉教授。編著書『日本語尾音索引』(現代語篇1978年、古語篇1979年 笠間書院 共編)、『三重県のことば』(2000年 明治書院 編著)、『日本語動詞述語の構造』(2005年 笠間書院)。
品川大輔(しながわ・だいすけ)●香川大学准教授
黒木邦彦(くろき・くにひこ)●甲南女子大学講師
田村建一(たむら・けんいち)●愛知教育大学教授
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【目次】
 序 [丹羽一彌]
Ⅰ 日本語の膠着的構造
1 日本語の連辞的語構成 [丹羽一彌]
2 日本語動詞構造の形態類型論的位置づけ [品川大輔]
Ⅱ 日本語の用言複合体
3 動詞述語語幹の構造 [丹羽一彌]
4 丁寧表現の構造と変化 [丹羽一彌]
5 サ四動詞音便語幹と後続形式 [丹羽一彌]
6 二段動詞の一段化と一段動詞の五段化 [黒木邦彦]
7 中古和文語の動詞派生接尾辞-ツ-、-ヌ- [黒木邦彦]
   ―承接順位を巡って―
Ⅲ 膠着語としての日本語の特徴
8 満洲語動詞述語の構造 [田村建一]
9 キリマンジャロ・バントゥ諸語から見た日本語の膠着性 [品川大輔]
   ―動詞屈折形式における膠着型言語の類型的差異―
10 印欧語の文法範疇と日本語の接辞 [丹羽一彌]