若草書房さまより頂きました。
森正人『場の物語論』(若草書房)
中世文学研究叢書13
2012年9月19日発行
A5判・上製・カバー装・400頁
ISBN978-4-904271-11-7 C3395
定価:本体12,000円(税別)
ご購入は若草書房まで。
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【帯文】
物語すなわち語り手と聞き手による〈語り–聞く〉場はどのように成立し、呼び起こされ、持続し変化していくのか。
【目次】
前書き
Ⅰ 〈物語の場〉と〈場の物語〉
1 〈物語の場〉と〈場の物語〉序説
2 巡物語の場と物語本文
3 〈物語の場〉と物語のかたち
Ⅱ 堤中納言物語『このついで』論
Ⅲ 大鏡
1 大鏡〈物語の場〉と法華経
2 大鏡の語り手―世継の翁と昔物語―
3 大鏡と百練鏡―範型と題号
Ⅳ 今鏡〈物語の場〉―擬菩提樹の陰で
Ⅴ 無名草子
1 無名草子〈物語の場〉の構造
2 〈場の物語〉としての無名草子
Ⅵ 仏教説話と場
1 仏教説話と場
2 説話の意味と機能―百座法談聞書抄考
Ⅶ 今昔物語集の言説行為再説―編纂・説話・表現
Ⅷ 宇治拾遺物語
1 〈場の物語〉としての宇治拾遺物語
2 宇治拾遺物語の本文と読書行為
3 宇治拾遺物語の言語遊戯
Ⅸ 絵と物語
1 屏風絵と屏風歌と物語
2 科白と絵解と物語―道成寺縁起絵巻考
後書き
索引(人名・作品名)