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2012年2月20日

 記事のカテゴリー : 新刊案内

●田島公編 『史料から読み解く三河  西尾市岩瀬文庫特別連続講座』(笠間書院)

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3月上旬の刊行予定です。

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田島 公編 『史料から読み解く三河  西尾市岩瀬文庫特別連続講座』(笠間書院)
ISBN978-4-305-70585-3 C0021
四六判・並製・カバー装・232頁
定価:本体1,300円(税別)

三河の長い歴史や豊かな文化の源をさぐる書。日本の歴史を語るときに欠かせない「三河」。古代〜中世にかけてのトピックスを選りすぐり、史料をもとに丁寧に解説。魅力あふれる三河の来歴を知る。

本書は愛知県西尾市亀沢町の岩瀬文庫にて行われた講演をもとに書き下ろした五編を収録。松井直樹(前西尾市岩瀬文庫長)、金田章裕(人間文化研究機構長・京都大学名誉教授)、荒木敏夫(専修大学教授)、馬場 基(奈良文化財研究所研究員)、原秀三郎(静岡大学名誉教授)らによる。歴史・文学・考古学など各分野の専門家が、三河の歴史を独自の切り口で読み解く。

■編者プロフィール
田島公(たじま・いさお)
1958年、長野県生まれ。1986年、京都大学大学院文学研究科博士後期課程中途退学。宮内庁書陵部陵墓課陵墓調査員・同編修課皇室制度調査室員(実録編修室兼務)・同編修課皇室制度調査室主任研究官を経て、1997年、文部省に出向、東京大学史料編纂所助教授。2006年、東京大学史料編纂所教授(現在に至る)。
専門 日本古代史・日本目録学
編著書 『禁裏・公家文庫研究』第1・2・3・4輯(共著・思文閣出版、2003年・2006年・2009年・2012年)
主要論文 「禁裏文庫の変遷と東山御文庫の蔵書 古代・中世の古典籍・古記録研究のために」(大山喬平教授退官記念会編『日本社会の史的特質』古代・中世 思文閣出版 1997年)、「典籍の伝来と文庫 古代・中世の天皇家のゆかりの文庫・宝蔵を中心に」(石上英一編『日本の時代史』30 歴史と素材、吉川弘文館、2004年)、「尊経閣文庫所蔵『春玉秘抄』解説」(前田育徳会尊経閣文庫編『無題号記録 春玉秘抄』[尊経閣文庫善本影印集成第49輯]八木書店 2011年)。

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■ご予約・ご注文は版元ドットコムで
http://www.hanmoto.com/bd/isbn978-4-305-70585-3.html
または、直接小社まで、メールで info@kasamashoin.co.jp ご連絡いただいても構いません。またはこちらのフォームで、購入希望としてご連絡ください(書名・冊数・お名前・ご住所・電話番号を明記してください)。
http://kasamashoin.jp/mailform.html
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【目次】

 まえがきー三河の歴史の魅力と岩瀬文庫特別連続講座(田島公)
  
1 丸山御所の時代 吉良氏と実相寺(松井直樹)
   はじめに
 1 吉良荘の荘園領主
 2 中世吉良氏の成立
 3 吉良氏の菩提寺・実相寺
 4 南北朝期の吉良氏と実相寺
 5 応仁の乱以後の吉良荘
   おわりに

2 古代三河の国府・条里・交通路(金田章裕)
 1 郡・郷・駅
 2 三河国府・宝飫郡家
 3 古代官道と駅
 4 条里プラン

3 藤原仲麻呂の乱と西三河 軍士石村村主石楯とその一族(荒木敏夫)  
   はじめに
 1 藤原仲麻呂(恵美押勝)の乱
 2 三河国と石村村主・坂上忌寸
   むすびにかえて

4 参河の海の贄木簡のかたること(馬場基)  
   はじめに
 1 木簡というもの
 2 荷札木簡の世界
 3 参河の海と贄木簡のかたること
   おわりに

5 『万葉集』から持統上皇三河行幸を読み解く(原秀三郎)
   はじめに
 1 『万葉集』三河国行幸歌を歴史史料として読み解くー歴史学の観点と方法
 2 大宝元年紀伊行幸歌との比較検討
 3 三河行幸の検証ー現地に臨んだ印象的所見
 4 引馬野・安礼の崎の現地比定と三遠両国の基層

  西尾市岩瀬文庫について
  あとがき

【執筆者プロフィール】

松井 直樹(まつい なおき)
一九五〇年愛知県生まれ。立命館大学卒業。前西尾市岩瀬文庫長。日本考古学。著書『定本 矢作川』(共著、郷土出版社、二〇〇三)、『西尾の三河万歳』(西尾市教育委員会、二〇〇一)。主要論文「枯木宮 貝塚の出土土器について」(『縄文晩期前半の土器編年』東海縄文研究会、二〇一〇)

金田 章裕(きんだ・あきひろ)
一九四六年富山県生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程地理学専攻単位取得退学。人間文化研究機構長、京都大学名誉教授。専門は人文地理学・歴史地理学。著書『古地図からみた古代日本』(中央公論新社、1999)、「古代景観史の探究」(吉川弘文館、2002)、「A Landscape History of Japan」(編、Kyoto University Press、2010)、など。

荒木 敏夫(あらき としお)
一九四六年東京都生まれ。東京都立大学大学院博士課程中途退学。専修大学教授。日本古代史。著書『日本古代の皇太子』(吉川弘文館、一九八五)、『可能性としての女帝』(青木書店、一九九九)、『日本の女性天皇』(小学館、二〇〇六)、『日本古代王権の研究』(吉川弘文館、二〇〇六)。

馬場 基(ばば はじめ)
一九七二年東京都生まれ。東京大学大学院博士課程中途退学。奈良文化財研究所都城発掘調査部主任研究員。日本古代史・木簡学。著書『平城京に暮らす』(吉川弘文館、二○一○)。主要論文「駅と伝と伝馬の構造」(『史学雑誌』一○五ー三、一九九六)「「都市」平城京の多様性と限界」(『年報都市史研究』一三、二○○五)。

原秀三郎(はらひでざぶろう)
一九三四年、静岡県生まれ。静岡大学文理学部史学専攻卒業。京都大学大学院文学研究科博士課程国史学専攻修了。静岡大学名誉教授。著書『日本古代国家史研究』(東京大学出版会、一九八〇)、『地域と王権の古代史学』塙書房、二〇〇二年)、『日本古代国家の起源と邪馬台国』(国民会館、二〇〇四年)。