●妹尾好信『中世王朝物語 表現の探究』(笠間書院)
11月下旬の刊行予定です。

妹尾好信『中世王朝物語 表現の探究』
ISBN978-4-305-70577-8 C0095
定価:本体11,000円(税別)
A5判・上製・カバー装・472頁
「中世王朝物語」はまだまだ読み解けないところだらけである。難解な本文にどう向き合い、いかに読み解くか。今後のゆくえを照らす書。
全体を「主題・構想論」「典拠・先行物語受容考」「引歌表現考」「本文校訂考」の四つに分け、読解を試みる。精緻な読みから「中世王朝物語」の成立圏・作者圏までをも見通していく。
【......「中世王朝物語」には、かように多くの問題を抱えて解釈困難な本文状況にある作品が多いのである。繰り返すが、「中世王朝物語全集」がそれらをすべて解決して信頼できる本文を提供してくれているわけでは決してない。文化史や周辺諸学と切り結んだ高尚な論考の出現が期待される一方で、我々は不断に地道な本文読解の努力を続けなければならないと思うのである。】......序章より
■著者プロフィール
妹尾好信(せのお・よしのぶ)
Seno Yoshinobu
1958年生、徳島県生まれ。広島大学大学院文学研究科博士課程単位取得。博士(文学)(広島大学)。
広島大学文学部助手、大分大学教育学部講師、同助教授、広島大学文学部助教授、広島大学大学院文学研究科助教授、同准教授を経て、現在、同教授。
編著書に、『岸本由豆流 後撰和歌集標注』(1989年、和泉書院)、中世王朝物語全集②『海人の刈藻』(1995年、笠間書院)、『平安朝歌物語の研究[大和物語篇]』(2000年、笠間書院)、『王朝和歌・日記文学試論』(2003年、新典社)、『中世王朝物語の新研究』(共編、2007年、新典社)、『平安朝歌物語の研究[伊勢物語篇・平中物語篇・伊勢集巻頭歌物語篇]』(2007年、笠間書院)、『昔男の青春--『伊勢物語』初段〜16段の読み方--』(2009年、新典社)がある。
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【目次】
序章 「中世王朝物語」の名義と対象
Ⅰ 主題・構想論
『松浦宮物語』の「偽跋」私解
『海人の刈藻』私見
『あさぢが露』読解考--「兵衛の大夫のりただ」関連記事をめぐって--
『石清水物語』概観
『八重葎』の再評価
『風につれなき物語』管見
Ⅱ 典拠・先行物語受容考
『はいずみ』小考--典拠としての平中説話の考察を中心に--
『海人の刈藻』の『源氏物語』受容
『松陰中納言物語』の『伊勢物語』引用について
『伊香物語』と紫式部伝説
Ⅲ 引歌表現考
『海人の刈藻』引歌考
『八重葎』引歌表現覚書
『あきぎり』引歌表現考
『松陰中納言物語』引歌表現考
Ⅳ 本文校訂考
『貝合』本文存疑考・二題
『在明の別』本文校訂覚書
改作本『夜寝覚物語』本文校訂覚書--巻一の場合--
付録 『海人の刈藻』登場人物総覧
初出一覧 あとがき 索引(和歌索引・研究者名索引)






























































































































































































