●曹咏梅『歌垣と東アジアの古代歌謡』(笠間書院)
1月下旬の刊行です。

曹咏梅
『歌垣と東アジアの古代歌謡』
Cao Yongmei
Song Festival and the song of the East Asia
ISBN978-4-305-70540-2 C0095
定価:本体5,600円(税別)
A5判・上製・カバー装・282頁
恋歌は東アジアのなかで、
どのように形成されてきたのだろうか。
歌垣(うたがき)という、古代日本にも存在していた習俗が残る、
中国の少数民族の歌世界を取り込みながら、
さらに中国の『詩経』や六朝の詩歌なども視野に入れ、
『万葉集』を中心に、東アジア古代歌謡の成立に関する諸問題を論じる。
人類の歴史とともに存在した「歌謡」の姿を明らかにしようとする。
比較文学・比較文化論的研究方法から、
東アジア古代歌謡の成立に関する諸問題を
対照比較することを通し考えていく書。
歌謡のもつ文化的性格から、伝承と歌のシステム、
歌の場を明らかにしようとする。
■ご予約・ご注文は版元ドットコムで
http://www.hanmoto.com/bd/isbn978-4-305-70540-2.html
または、直接小社まで、メールで info@kasamashoin.co.jp ご連絡いただいても構いません。
■著者プロフィール
曹咏梅(ソウ・エイバイ)
1976年生まれ。國學院大學大学院文学研究科博士課程修了。(財)奈良県万葉文化振興財団万葉古代学研究所主任研究員。博士(文学・國學院大學)。
主な論文に、「水辺の歌垣--万葉集の恋歌と七夕歌の形成--」(「東アジア比較文化研究 5」)、「上代日本における『ふり』と『曲』」(『古代中世文学論考』第21集)、「万葉集巻頭歌の形成--中国採桑文学との比較--」(「万葉古代学研究所年報 8」)などがある。
【はじめにより】
歌謡は社会の民衆の中から生まれるものであり、また民衆の心の声でもある。古代中国の朝廷が歌謡を採集する目的は、民衆の声を聞くためであった。今日、古代の歌謡を研究するのは、古代人の心の声に近づくためであり、古代の人びとがなぜ歌を歌い、どのような音楽性や文学性を持ち、またどのような場で歌ったのかを解明するためである。
歌は、国境を越えて世界の普遍文化として存在する。東アジアの世界においても、歌は民族の声として存在する。そのような普遍文化としての歌を、ここでは日本の古代歌謡を中心としながら、東アジアの歌謡の生成について考えたい。......序章より
【目次】
はじめに
序章--歌垣研究と本書の概要
Ⅰ 歌垣と恋愛歌謡の形成
嬥歌と歌垣--東アジアの歌掛け文化
山の歌垣--古代日本と中国を中心に
水辺の歌垣--万葉集の恋歌と七夕歌の形成
海石榴市の歌垣--歌の闘争をめぐって
門前の歌--古代日本と中国を中心に
上巳節--鄭国の民俗及び後世への展開
Ⅱ 民間歌謡から詞へ
採桑の文学--神々の授けた恋愛歌
万葉集巻頭歌の形成--中国採桑文学との比較
中国少数民族の通せんぼの習俗と対歌
呉声子夜歌--子夜四時歌の形成
上代日本における「ふり」と「曲」
終章
初出論文一覧
あとがき
事項索引






























































































































































































