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2010年4月 8日

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●日本学術会議、人文・社会科学作業分科会が「江戸期以前の日本語典籍のアーカイヴ化」を提言

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2010/4/5付けで、日本学術会議は「日本の展望--学術からの提言2010」をまとめ、14の提言と31の報告を公表した。

「日本の展望--学術からの提言2010」(日本学術会議)

そのうち分科会提言として、人文・社会科学作業分科会が、「日本の展望−人文・社会科学からの提言」をまとめている。詳細はこちら(PDF)

提案の内容は以下。

(1) 日本語のデータ・ベースの構築
 1.江戸期以前の日本語典籍のアーカイヴ化
 2.日本語方言のアーカイヴ化
(2) 英語教育の方針の確立と日本語教育の充実
(3) 日本語の公共的言語の再生
(4) 日本語非母語定住者への日本語教育の必要性
(5) 「複数外国語教育」の復活

「江戸期以前の日本語典籍のアーカイヴ化」について、要旨を全文再掲載する。
「日本の過去の長い歴史において述作された書籍は、将来にわたって継承すべき日本文化の重要な遺産であり、それを現代の知見と技術をもって集成・保存することは日本国民の義務である。a.法整備部門 b.技術部門 c.資料部門の3部門を備え、新たな人員と予算をもった組織の整備が必要である。」

この提言では、「国家レヴェルでのアーカイヴ化」を提案しており、新組織の必要性を説いた上で、困難である場合は、「例えば大学共同利用機関法人人間文化研究機構国 文学研究資料館にこの事業を付託することになるが、その場合は抜本的な組織改定、 大幅な人員増が必要である。」とする。

日本学術会議とは、Wikipediaによれば、内閣府の特別の機関のひとつとされる(2005年に文部科学省から移管)。

この提案は、どの程度現実の政策に反映されていくのだろうか。これから見守っていきたいと思います。


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