板坂則子『曲亭馬琴の世界 戯作とその周縁』(笠間書院)

2月下旬の刊行です。
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板坂則子
『曲亭馬琴の世界 戯作とその周縁』
The World of Kyokutei Bakin : Gesaku and its Environs
ISBN978-4-305-70501-3 C3093
定価:本体13,000円(税別)
A5判・上製・カバー装・696頁
大衆文化[サブカルチャー]の源泉、馬琴の不思議に迫る。
現在残されている板本や稿本から創作過程を細かく辿り、そこから馬琴作品に多く見られる手法を探ったり、潜在意識にある発想の型を見出す。そこから馬琴の目指した「娯楽としての読書」がどのように存在しえたかを考え、読書史の中で馬琴が果たした役割を考察する。
徹底的に文献と向き合い考え抜かれた、骨太の馬琴論。
【目次】
小序
凡例
第一章 馬琴合巻–化政期合巻と役者似顔絵
1 化政期合巻の世界–馬琴合巻と役者似顔絵
2 馬琴著作の稿本に見る「役者」と「役柄」
 A 馬琴合巻の稿本に見る役者指定における画師との関わり
 B 馬琴読本の稿本に見る「役柄」
3 馬琴合巻における似顔絵使用役者一覧
第二章 馬琴読本–板本と稿本から見た物語の創造
 『占夢南柯後記』
4 『占夢南柯後記』の成立
5 『占夢南柯後記』稿本に見る画師北斎と作者馬琴
 『南総里見八犬伝』
6 『南総里見八犬伝』の構想–物語の陰陽、あるいは二つの世界
7 「稗史七則」発表を巡って
8 『南総里見八犬伝』の執筆
9 『南総里見八犬伝』の書誌–初板本と稿本
 A 『南総里見八犬伝』の初板本
 B 『南総里見八犬伝』の稿本
第三章 馬琴戯作の原型–想像力の基底と瀧澤家
10 馬琴戯作における想像力の原型(アーキタイプ)
   –馬琴と「小夜の中山」伝説
11 瀧澤家の人々–女性たちをめぐって–[『吾仏の記』から]
第四章 戯作の読者と読書–草双紙と浮世絵
12 草双紙の読者–婦幼の表すもの
13 楚満人と馬琴–草双紙におけるヒロイン像の変遷
14 浮世絵における女性読者像の変遷
曲亭馬琴著作年表
初出一覧
書名索引/表・グラフ等一覧/図版一覧
The World of Kyokutei Bakin:Gesaku and its Environs(Abstract)