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2009年7月15日

 記事のカテゴリー : 新刊案内

●ハルオ・シラネ、藤井貞和、松井健児 編『日本文学からの批評理論 アンチエディプス・物語社会・ジャンル横断』(笠間書院)

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8月上旬の刊行予定です。

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ハルオ・シラネ、藤井貞和、松井健児 編
日本文学からの批評理論
アンチエディプス・物語社会・ジャンル横断

ISBN978-4-305-70485-6 C1095
定価:本体3,200円(税別)
四六変型判・並製・カバー装・448頁


日本文学研究の新たな方法を切り拓くために。
「批評理論」とは、異なる分野や学問領域の研究者が、互いに意思を伝え合うことができる共通の〈言語〉である。本書は日本文学から、その理論を提示する書です。

国内外の論客が、ハーバード・イェンチン研究所で開催された、日本文学国際シンポジウムでの成果から、日本文学研究の現在を見据え、新たなる方法を提唱する野心的な試み。

【執筆者(収録順)】
ハルオ・シラネ/木村朗子/キース・ヴィンセント/藤井貞和/イヴ・ジマーマン/セリンジャー・ワイジャンティ/デーヴィッド・バイアロック/高木信/深津謙一郎/生方智子/安藤徹/内藤まりこ/松井健児

【目次】

 はじめに----「日本文学からの批評理論」への招待

◎イントロダクション
 日本文学、文化の記憶、権力(ハルオ・シラネ)

◎アンチエディプス----精神分析の変容
 物語のアンチエディプス----寺山修司・谷崎潤一郎・『源氏物語』(木村朗子)
 夏目漱石『こゝろ』におけるセクシュアリティと語り(キース・ヴィンセント)
 薫型コンプレックス----『源氏物語』の思想(藤井貞和)
 兄妹愛とインセスト----中上健次「秋幸三部作」をめぐって(イヴ・ジマーマン)

◎物語社会----歴史をどう語るか
 換喩から提喩へ----『剣巻』における歴史の形象(セリンジャー・ワイジャンティ)
 歴史の外典か戦争機械か?----清盛のカブロと空間、噂、放浪の問題(デーヴィッド・バイアロック)
 〈顔〉が生成する真名本『曾我物語』----〝曾我〟〈兄/弟〉の非対称的物語(高木信)
 振動する非自己----村上春樹の「コミットメント」とトラウマ(深津謙一郎)

◎ジャンル横断----異なるものたちとの出会い
 受動化する身体、見出される風景----漱石、谷崎、乱歩における「遊民」たち(生方智子)
 〈紫のゆかり〉と物語社会の臨界----『源氏物語』を世俗化/マイナー化するために(安藤徹)
 歌つくりの方法論(内藤まりこ)
 風景和文の形成----『源氏物語』の空間の成立(松井健児)

◎解説
 日本文学からの批評理論(藤井貞和)

◎あとがき
 発見すること、発信すること(松井健児)

参考文献
索引
執筆者紹介
英文目次


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