« 日本近世文学会@早稲田大学で書籍販売中です | メイン | 西鶴研究会編『西鶴諸国はなし』(三弥井古典文庫) »

2009年5月18日

 記事のカテゴリー : いただいた本・送られてきた本

●赤松紀彦・小松謙・山崎福之編『能楽と崑曲 日本と中国の古典演劇をたのしむ』(汲古書院)

このエントリーをはてなブックマークに追加 Clip to Evernote Share on Tumblr LINEで送る

汲古書院・三井さんよりいただきました!

978476235718.jpg

赤松紀彦・小松謙・山崎福之編
『能楽と崑曲 日本と中国の古典演劇をたのしむ』
(汲古書院)

出版年月日 2009/03/30
ISBN 9784762935718
判型・ページ数 A5・106ページ
定価 本体2,500円+税

●汲古書院公式サイトはこちら


bk1で買う

能楽と崑曲について、その実演模様を多くの写真を使って解説し、「しぐさ」「装束」「舞台」など、その類似性と芸術性をときあかし、古典演劇を愛する全ての人を日中古典演劇の世界に誘う初の入門書。

【能楽と中国演劇の関係は?】より 

皆さんは、能楽と中国のお芝居を観て、似ていると感じることがおありでしょうか。派手でにぎやかな中国のお芝居と、幽玄の極みともいうべき能では、全然違うとお考えの方が多いかもしれません。ところが、江戸時代以来、能は中国のお芝居の影響を受けてできたものだということを主張する人たちが大勢いるのです。最初にそれをいったのはおそらく新井白石、それに続いて荻生徂徠ということになるようです。この二人は、何といっても江戸時代を代表するような大学者、しかもどちらも中国文化に通じた人で、幕府の権力者にも重んじられていたのですから、その意見が強い影響力を持ったのも当然でしょう。...では、なぜ似ているのでしょうか。似ているのは白石があげている点だけではありません。ほかにも、実演を知らない白石にはあげることのできなかったしぐさや約束事などの面でも共通点があるのです。どこがどのくらい似ているのか、それを実際の演技をみながら確かめた上で、両者の特徴を踏まえて比べること、そしてなぜ似ているのかを考えることが、この本の目的です。残念ながら元雑劇はもう演じられていませんが、中国には、能と同様にユネスコの世界無形文化遺産に登録された崑曲という古いお芝居があります。ここでは、崑曲と能楽を比べてみることにしましょう。


【内容目次】

口絵・はじめに 能楽と中国演劇の関係は?

第一章 能楽と崑曲のあらまし

能楽のあらまし/崑曲のあらまし

第二章 舞 台

能の舞台と作り物/崑曲の舞台/舞台の比較

第三章 「しらべ」と「しぐさ」の特徴

能楽「しぐさ」/崑曲「しぐさ」/「しぐさ」の比較
能楽「しらべ」/崑曲「しらべ」/「しらべ」の比較

 第四章 ことばとしぐさの実例
   古典文学と能楽--源氏物語と「葵上」--/崑曲『牡丹亭』尋夢における歌詞としぐさ

 〈インタビュー〉
  「能舞台で崑曲を演じて」張継青さんに聞く

 〈エッセイ〉
   崑曲『牡丹亭(還魂記)』と室町物語『転寝草紙』--発想の類似--
   (池田敬子)

 能と崑曲は似ているか?


●グーグル提供広告