千葉俊二、アンヌ バヤール・坂井編『谷崎潤一郎 境界を超えて』(笠間書院)

3月上旬の刊行です。
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千葉俊二、アンヌ バヤール・坂井編
『谷崎潤一郎 境界を超えて』
ISBN978-4-305-70453-5
定価:本体3,800円(税別)
A5判・上製・カバー装・予376頁
2007年、フランス国立東洋言語文化大学で開催された、谷崎潤一郎パリ国際シンポジウムでの
成果をまとめる。
言語学・建築学・フランス文学・古典文学の視点も交え、アカデミックな枠組みを脱した新しい谷崎論。
【目次】
はしがき…アンヌ バヤール・坂井
Ⅰ文化、メディアの境界
複製技術の時代における『陰翳礼賛』…千葉俊二
ジェンダー越境の魅惑とマゾヒズム美学ー谷崎初期作品
 における演劇的・映画的快楽…鈴木登美
旧道徳を超えてー「鍵」の今日性…明里千章
身体創造とユートピア…坪井秀人
谷崎潤一郎と写真ー抹消と侵犯の欲望の顕示…榊敦子
谷崎の映画における「現実効果」の獲得…スティーヴン・リジリー
『幼少時代』と明治東京の都市空間…藤原学
「谷崎源氏」端緒、経過、再考…伊吹和子/ゲイ・ローリー
谷崎潤一郎と『雨月物語』…アントニー・チェンバース
Ⅱ言語、フィクションの境界
『痴人の愛』と外国語のレッスン…野崎歓
谷崎の言語観と『文章読本』における東洋認識…李長波
歴史叙述と小説ー「盲目物語」をめぐって…日高佳紀
作者、筆者、そして叙述行為としてのエクリチュール
 …アンヌ バヤール・坂井
谷崎文学におけるフィクションの超越
 ー初期短篇小説に関する一考察…坂井セシル
作られる歴史
 ー「春琴抄」における過去という虚構…スティーブン・ドッド
『細雪』試論ー〈衣〉の提供と流通をめぐって…三田村雅子
ささめごとに耳を澄ませば
 ー話し声から考えた『細雪』…エステル・フィゴン
一二年後の谷崎ーヴェニスからパリへ…アドリアーナ・ボスカロ
あとがき…千葉俊二