●志立正知『〈歴史〉を創った秋田藩 モノガタリが生まれるメカニズム』(笠間書院)
12月下旬の刊行です。

志立正知
〈歴史〉を創った秋田藩
モノガタリが生まれるメカニズム
ISBN978-4-305-70395-8 C0095
定価:本体2,400円(税別)
四六判・上製・カバー装・302頁
日本各地で時代を超え、
繰り返し行われてきた営み、
〈歴史〉の創造---。
本書は秋田を例にとりその秘密を探る。
提示されるのは新たな〈日本〉像の探し方である。
モノガタリはいかに生み出され、
〈伝承〉を通して〈歴史〉へと機能するのか。
歴史学と国文学という対立構造をこえ解き明かす。
「誤った史実」は誰の、何のためか?
【目次】
はじめに
1.書き換えられた佐竹氏の先祖伝承
2.問題はどこにあるのか
3.別の角度から考える--江戸と秋田のダブルバインド
4.解明の鍵
第一章●秋田の八幡太郎義家伝承を一覧する
1.秋田において義家伝承はどのように広がっているか
2.史実としての前九年・後三年の役を確認する
3.人為的に作られる伝承
4.近世文献に見る義家伝承
第二章●秋田にだけ伝わる『金沢安倍軍記』という特異な伝承作品
1.『金沢安倍軍記』とは何か
2.戦国期の秋田仙北地方はどのような情況にあったか
3.『金沢安倍軍記』はいつ頃成立したか
4.『金沢安倍軍記』と沼館八幡宮の再興
第三章●モノガタリを紐帯とした領国支配の戦略
--領民との新たな関係を構築する
1.一七世紀初頭の仙北地方
2.旧小野寺家臣団の角間川入植
3.『金沢安倍軍記』の役割とは何か
第四章●なおも拡大・変貌していく義家伝承
--地域の事情が伝承を再編させていく
1.一八世紀前半の義家伝承
2.一九世紀初頭の義家伝承(一)--近藤甫寛『久保田領郡巴記』
3.一九世紀初頭の義家伝承(二)--淀川盛品『秋田風土記』
4.伝承の再編とその背景
第五章●〈歴史〉の創造へ--菅江真澄の地誌編纂に託されたもの
1.佐竹義和の登場
2.義家伝承と小野寺氏--『雪の出羽路 平鹿郡』
3.真澄の地誌にみる歴史意識--『月の出羽路 仙北郡』
4.真澄にとっての義家伝承とは何だったのか
5.〈歴史〉の創造
おわりに--歴史学・国文学という二項対立的発想を超えて考える
付録 参考資料/本書で使用した近世の主要伝承資料一覧/
関係略年表

























































































































































































