川平ひとし『中世和歌テキスト論 定家へのまなざし』刊行記念パンフレット・「学問のリレーのために」

川平氏の仕事と人となりを一人でも多くの方に
知っていただくことを目指し、
『中世和歌テキスト論』刊行記念パンフレット
「学問のリレーのために」を作りました。
無料でお送りいたしますので、ご請求下さい。

川平ひとし『中世和歌テキスト論 定家へのまなざし』
刊行記念パンフレット「学問のリレーのために」
PDF・32ページ・7.4M・PDF

kawahira0805.jpg
「学問のリレーのために」
A4判・並製・32ページ
無料頒布
川平ひとし『中世和歌テキスト論 定家へのまなざし』の紹介はこちら
——-
はじめに
二〇〇六年四月、一人の文学研究者が亡くなった。
川平ひとし。享年五十八歳。
本パンフレットは、本年五月に刊行する遺稿集、
『中世和歌テキスト論 定家へのまなざし』の為のものであるが、
同時に川平氏の仕事と人となりを
一人でも多くの方に知っていただくことを目指す。
川平氏の文学研究は、単なる実証主義を越えていた。
【かれは写本・資料を求めて博捜し、
書誌学・文献学的追究を徹底して行なった。
だが、そうして得た証拠を使って実証して終わるという
論文を書かなかった。
かれのまなざしは実証を越えて、
言葉・テキスト・事象の奥に潜む
芸術行為の秘密を読み解くことへ向かっている。】(錦仁氏・栞より)
ここでは、そんな川平氏の魅力を改めて発見したい。
そのために、『中世和歌テキスト論 定家へのまなざし』の刊行にあわせて復刊する
『中世和歌論』(第二十六回角川源義賞受賞作)の、
「中世和歌の世界—-その広がりと深度をどのように測り、
どのように把握することができるか。」という
刺激的な一節ではじまる「緒言」を収録した。
また、多くの川平氏に寄せる「声」、
今回の本に収録していない川平氏自身のエッセイ・書評も掲載した。
行間から、文学を研究することはどういうことなのか、
浮かび上がってくることを願う。
学問のリレーのために—-。
■■■■第一部■■■■
中世和歌テキスト論に寄せて
●『中世和歌テキスト論 定家へのまなざし』栞より・
川平均ちゃんから川平ひとしへ
小峯 和明(立教大学文学部教授)
●内なる〈他者性〉について
川平ひとし
●『中世和歌テキスト論 定家へのまなざし』栞より・
川平さんの歌
錦 仁(新潟大学現代社会文化研究科教授)
●〈書評〉田村柳壹著
『後鳥羽院とその周辺』
川平ひとし
●『中世和歌テキスト論 定家へのまなざし』栞より・
川平ひとし氏を偲ぶ
渡辺秀夫(信州大学文化コミュニケーション学科教授)
●『中世和歌テキスト論 定家へのまなざし』栞より・
川平さんとの対話
渡部泰明(東京大学人文社会系研究科教授
●書評・川平ひとし著『中世和歌論』
渡部泰明
■■■■第二部■■■■
中世和歌論の世界
『中世和歌論』緒言
全文掲載。(但し、二つの註はのぞく)
■■■■第三部■■■■
追悼
●川平ひとし先生を悼む
ハルオ・シラネ(コロンビア大学教授)
●川平ひとしさんを悼む
井上宗雄(立教大学名誉教授)
●川平ひとしさんの死を惜しむ
神野藤昭夫(跡見学園女子大学文学部人文学科教授)
●川平ひとしさんを悼む
兼築信行(早稲田大学文学学術院教授)