●竹林一志著『「を」「に」の謎を解く』(笠間書院)
6月下旬刊行予定です。

「を」「に」の謎を解く
竹林一志著
ISBN978-4-305-70354-5
定価:本体2,500円(税別)
A5判・並製・264頁
助詞「を」と「に」の諸用法に貫かれる
本質的意味を明らかにすると同時に
それらが用いられる諸表現の性質や
使用条件の理由を探る。
約10年をかけた研究成果の提示とともに
あらゆる事象に対し徹底的に「なぜ」と問うこと、
あるいは物事を本質から考えることなど、
言語研究における著者の姿勢を通し、
学問のないしは人間の在り方にも及ぶ意欲作。
【目次】
はしがき
序論
本書の内容と、「を」「に」研究の背景
本書の目的と研究の方法
本書の構成
第Ⅰ部 助詞「を」をめぐって
第1章「を」のスキーマ的意味
はじめに/先行研究と、その問題点/「を」のスキーマ的意味
「移動の着点」用法の不存在に関して:「過程—帰結」の認知様式
おわりに
第2章 「を」の起点用法の使用条件をめぐって
はじめに/先行研究と、その問題点
代案:移動経路の含意/
「を」の起点用法の使用条件と、「を」のスキーマ的意味
おわりに
第3章 「穴を掘る」型表現の本質
はじめに/「穴を掘る」型表現の範囲/先行研究と、その問題点
代案:「穴を掘る」型表現の性質と、同表現の助詞「を」
おわりに
第4章 二重ヲ格構文の一側面
—所謂「目的語所有者上昇構文」について—
はじめに/先行研究と、その問題点
代案:「対象詳細化表現」としての把握/おわりに
第Ⅱ部 助詞「に」をめぐって
第1章 「に」のスキーマ的意味
はじめに/先行研究と、その問題点
「に」のスキーマ的意味
「に」受身文と「から」受身文・「によって」受身文
おわりに
第2章 受益構文の使用条件と助詞「に」
はじめに/先行研究と、その問題点
受益構文の使用条件と、助詞「に」のスキーマ的意味
おわりに
第3章 与益構文における「に」格名詞句の使用条件をめぐって
はじめに/先行研究と、その問題点
与益構文における「に」格名詞句の使用条件と、その背景
おわりに
第4章 与益構文と受益構文の非対称性
—与益者・受益者の表現をめぐって—
はじめに/先行研究の概観
与益構文と受益構文の非対称性と、与益者・受益者の表現
おわりに
第Ⅲ部 「を」と「に」
第1章 「を」「に」の省略現象
はじめに/先行研究と、その問題点
「を」「に」と無助詞形式
「を」の「省略」と「に」の「省略」との相違
「を」「に」の「省略」と、「が」の「省略」
おわりに
第2章 「を」使役と「に」使役
—助詞「を」「に」のスキーマ的意味からの考察—
はじめに/先行研究と、その問題点
「を」使役・「に」使役と、助詞「を」「に」のスキーマ的意味
「(さ)せる」に前接する動詞の自他をめぐって
:「を」「に」のスキーマ的意味との関連で
おわりに
結語
本書のまとめ
本書の意義
今後の課題:本書からの発展と、今後の研究への本書の貢献
注
引用文献/要語索引/あとがき























































































































