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2007年3月12日

 記事のカテゴリー : 新刊案内

●近刊・上田 武『陶淵明像の生成 どのように伝記は作られたか』(笠間書院)

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4月上旬刊行予定です。

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陶淵明像の生成
どのように伝記は作られたか
●茨城キリスト教大学言語文化研究所叢書

上田 武

四六判・上製・208頁
ISBN978-4-305-70349-1
C0095
定価:本体1,700円(税別)

俗世を超越した高潔な生き方で
敬愛された詩人の
謎に包まれた人生を
史実を追いながら、
明らかにする。

蕪村、漱石をはじめ、
日本の文学に
多大な影響を与えた詩人の伝記を探る。

【プロフィール】
上田武(うえだ・たけし)
1932年、山梨に生まれる。東京教育大学文学部卒業。茨城大学人文学部教授・茨城キリスト教大学文学部教授等を歴任。六朝学術学会理事、中国文化学会理事、全国漢文教育学会理事。
主著:『陶淵明伝-中国におけるその人間像の変遷』(訳・補説、汲古書院)、『陶淵明集全釈』(共著、明治書院)。


【目次】

はじめに
Ⅰ 陶淵明の原像
 一  現代中国における陶淵明像
 二  陶淵明の基礎的史伝
 三  歴代中国における陶淵明像の変遷
Ⅱ 淵明史伝の原型 『宋書』隠逸伝・陶潜
 一  沈約の「陶潜伝」への思い
 二  陶潜伝本文--その一
 三  「五柳先生伝」(本文文末の論賛は省略)
 四  陶潜伝本文--その二
 五  「帰去来(兮辞)并序」
 六  陶潜伝本文--その三
 七  「与子儼等疏」
 八  「命子」詩
 九  淵明の死
 一〇 各史伝の比較対照
 一一 陶淵明の原像

Ⅲ 陶淵明の名前と生没年
一  名前と字について 
二  享年の通説と異説--南宋から民国一九二〇年代まで 
三  陶淵明の生没年--一九三〇年代の論議の中断 
四  人民共和国建国以来の新たな問題提起 
五  陶淵明の生没年--九〇年代の新説

Ⅳ 陶淵明の家系
一  父系
二  母系

Ⅴ 陶淵明の故居
一  生まれ故郷の風景 
二  江州、尋陽郡、柴桑県と陶淵明      
三  考古学領域からの尋陽、柴桑城址の確認
四  盧山南麓の故居説に対する批判――その一、楚城説批判  
五  廬山南麓説への批判――その二、〈栗里説弁偽〉

Ⅵ 青壮年期まで(帰隠以前)の陶淵明 
一  青年期まで       
二  最初の官吏任用     
三  反逆者桓玄の幕府に出仕 
四  鎮軍参軍就任をめぐる問題
五  建威参軍就任をめぐる問題

Ⅶ 陶淵明の隠逸生活と死
一  二十一年の隠逸生活とその時代の状況
二  陶淵明と死
三  「自祭文」をどう読むか

陶淵明年譜(通説・異説)
おわりに(補遺を兼ねて)

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