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2006年10月 1日

 記事のカテゴリー : 新刊案内

●稲賀敬二コレクション全6巻【2007年春刊行開始】

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稲賀敬二コレクション全6巻【2007年春刊行開始】

ご予約お待ちしております。

●ご予約はメールで
order@kasamashoin.co.jp


刊行について

 稲賀敬二(1928〜2001)という国文学者を人はどのように記憶しているだろうか。池田亀鑑門下の俊英であり、中世の『源氏』享受資料、特に梗概書類の文献学的研究、その成果を駆使して斬新な成立論をなした源氏学者としてか、それとも『堤中納言』『落窪』『住吉』などの個性的で魅力的な注釈者としてか、はたまた知的アクロバットと称された自由闊達・大胆奔放で心躍るような作品論の数々を展開した豊かな発想の持ち主としてだろうか。どれもが戦後の国文学界に鮮明なインパクトを投げかけた業績である。

 昭和25年に22歳で学界デビュー以来、没するまでの研究歴は50年に及び、その間に発表した研究論文は200編を超える。研究対象は『源氏物語』を基幹としつつも、物語・日記・随筆・和歌と、中古の和文全般にわたって広範である。しかしながら、生前に出版された研究書は決して多くなかった。笠間叢書の第1冊として刊行された『源氏物語の研究—成立と伝流—』(昭42・補訂版昭58)と、広島大学退官後に出された同じく笠間叢書258『源氏物語の研究—物語流通機構論—』(平5)の2著と、没後に編まれた『源氏物語注釈史と享受史の世界』(平14 新典社)があるのみで、あとは啓蒙的色彩の濃い著作である。厖大な研究論文が単行本にまとめられることなく残されており、中には掲載誌を目にすることも難しいものがある。

 そこでこのたび、単行本未所収の論文をできる限り網羅的に集め、ジャンル別に全6巻にまとめて刊行することとなった。処女論文から絶筆まで170編の論文と、未公開の書き下ろし原稿1編を収める。注釈書の解説ももらさず収載し、学術的エッセイもコラムとして随所に配した。これによって、豊饒にして刺激に満ちた稲賀ワールドを余すところなく堪能することができるであろう。

 各巻には第一線で活躍する研究者による解説を付し、最終巻には編年体著述目録を添える。稲賀敬二の仕事の全貌を永久に後世へ伝えるための企画である。

第1巻 物語流通機構論の構想     8000円(04月刊)
ISBN4-305-60071-4
第2巻 前期物語の成立と変貌     6500円(06月刊)
ISBN4-305-60072-2
第3巻 『源氏物語』とその享受資料  9000円(08月刊)
ISBN4-305-60073-0
第4巻 後期物語への多彩な視点    8000円(09月刊)
ISBN4-305-60074-9
第5巻 王朝歌人とその作品世界    11000円(10月刊)
ISBN4-305-60075-7
第6巻 日記文学と『枕草子』の探求  9000円(11月刊)
ISBN4-305-60076-5

A5判 並製 筒ケース


「稲賀敬二コレクション」全六巻
構成一覧

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第一巻 物語流通機構論の構想
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第一部 主役交替の現象学

  (書き下ろし)

第二部 物語の形成過程と流通機構

1 人間関係論と文学史 ―『古事記』から『古今集』へ―
2 〔講演筆録〕違約と選択 ―古典文学の形成―
3 構想と表現
4 古典鑑賞の方法・物語 ―『源氏物語』・『堤中納言物語』へ―
5 物語作中人物の口ずさむ詩句
6 帝の院号と時代設定意識 ―「嵯峨の帝」から「桐壺の帝」へ、承和の変前後からの半世紀
7 物語流通機構の形成期 ―十世紀の女性の裏とおもて―
8 王朝物語の制作工房 ―中務の住む町―
9 女性高等教育の段階的移行 ―平安朝、十世紀・十一世紀の事例について―
10 散文表現の転換期・一条朝
11 「隠身」と「変形」・序説
12 〔コラム〕かぐや姫の〈隠身〉の術
13 〔口述筆記〕物語流通機構論・序説

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第二巻 前期物語の成立と変貌
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1 求婚者四人の『竹取物語』―傍流伝本の復権―
2 『大和物語』成立段階における「平中章段追加形態」誕生契機・仮説
    ―『大和物語』と『平中物語』の交渉―
3 『宇津保物語』は合作か?
4 関戸家旧蔵 俊景本『宇津保物語』の合点とミセケチ本文
    ―物語本文と、いわゆる「絵詞」「絵解」本文との関係―
5 『住吉物語』解説
6 延喜・天暦期と『源氏物語』とを結ぶもの
―大斎院のもとにおける新版『住吉』の成立―
7 王朝物語テキストの変貌契機・序説
    ―『住吉物語』の背後に《物語歌集化》《絵巻詞書化》本文を想定する―
8 求婚譚の流れと「裳着」―『住吉物語』『源氏物語』前後―
9 『大斎院前の御集』と連歌の書写形式 ―『住吉物語』の連歌との接点を探る―
10 〔コラム〕古典文学作品研究の指針『住吉物語』
11 〔コラム〕『住吉物語』の古本と現存本とはどのくらい違うのか
12 『落窪物語』解説 ―表現のかなたに作者を探る―
13 女性が意思を貫くとき ―『落窪物語』の主従、姫君とあこき―
14 〔コラム〕「下簾をかけた網代車」の効用 ―『落窪物語』の一節―
15 〔資料紹介〕『伊勢物語奥旨秘訣』『伊勢物語口訣』解説並びに翻刻
16 〔研究書紹介〕片桐洋一著『伊勢物語の研究〔研究篇〕』

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第三巻 『源氏物語』とその享受資料
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第一部 研究の指針

1 『源氏物語』の文献学的研究の現段階
2 『源氏物語』研究の現段階 ―人物論は成立論とどんな関係を持つか―
3 影響関係の研究 ―どのように研究を進めるか―
4 『源氏物語』成立論の争点
5 『源氏物語』の美、その享受・影響 ―その否定的一側面―
6 新しい読みを求めて ―光源氏の文殿と図書管理・幻想―
7 作者は紫式部ひとりなのか
8 〔コラム〕引歌 ―『源氏物語』の表現―

第二部 登場人物論

9 夕顔 ―『源氏物語』作中人物論―
10 近江の君登場
11 匂宮 ―『源氏物語』の人物造型―
12 女房 ―人物像の創出―
13 夕顔の右近と宇治十帖の右近 ―作者の構想と読者の想像力―

第三部 巻々の論

14 雨夜の品定め ―体験談―
15 〔コラム〕薄雲巻
16 〔コラム〕槿巻
17  匂宮三帖の世界《実子とまま子》―匂宮・紅梅・竹河、それに巣守―
18 紅梅巻の世界
19 散逸「桜人」と玉鬘物語 ―桜人巻の復元と、並びの巻追加・玉鬘物語成立の仮説―
20 巣守物語と博雅三位 ―『源氏物語』の傍流構想の人物設定とモデル―
21 〔コラム〕五十四帖成立異聞

第四部 研究・享受資料のさまざま

22 「つねみつ」の誕生 ―東山御文庫御物本『源氏物語』と青表紙本・河内本の本文―
23 源光行・親行と河内学派の形成
24 『紫明抄』
25 梗概書の概観
26 疑似資料『光源氏一部歌並詞』(『源氏物語歌註』)―藤波家旧蔵本と田安家旧蔵本―
27 『永仁奥書源氏物語抄』の周辺
28 〔コラム〕逸名・物語絵巻と『源氏物語』―三原市立図書館蔵の未紹介資料―
29 〔資料紹介〕『宗祇短歌』と『少人をしへの詞』本文翻刻と略注
―『源氏文字鎖』『源氏仮名文章』類流行の背景を考える―
30 〔資料紹介〕『源氏大鏡(第三類本)零本』―田中重太郎博士旧蔵本影印・解説―
31 『紫文消息』と『紫文製錦』―稲彦と出版書肆との交渉―
32 〔コラム〕言語文化と表象文化 ―『源氏物語絵尽大意抄』―
33 『山路の露』の二系統と共通祖形の性格
     ―《本文と場面「分割」「統合」機能》《『宇津保』「絵詞」》関連の問題―

第五部 近・現代の研究史と研究書紹介

34 近・現代の研究 ―「〝研究史〟の研究」序説―
35 池田亀鑑博士の「源氏物語構想論」について ―「池田亀鑑選集」『物語文学Ⅰ』解説―
36 〔コラム〕「池田亀鑑選集」『物語文学Ⅰ』編集まえがき
37 〔研究書紹介〕武田宗俊著『源氏物語の研究』風巻景次郎著『日本文学史の研究 下』
―『源氏物語』成立論史における役割―
38 〔研究書紹介〕清水好子著『源氏物語』
39 〔研究書紹介〕寺本直彦著『源氏物語受容史論考』
40 〔研究書紹介〕上坂信男著『源氏物語往還』
41 〔研究書紹介〕上坂信男著『源氏物語の思惟・序説 ―古代物語の研究(続)―』
42 〔研究書紹介〕野村精一編「源氏物語古注集成」『孟津抄』
43 〔研究書紹介〕中田武司氏編『岷江入楚』全五巻の完結をお祝いする
44 〔研究書紹介〕黒須重彦著『源氏物語の実相 ―漢文学の内在化』

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第四巻 後期物語への多彩な視点
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序 平安後期物語素描

1 平安後期の物語

第一部 『寝覚』『浜松』『狭衣』の世界

2 形式的処理による一つの場合 ―『寝覚』『浜松』に関して―
3 形式的処理の一死角 ―『浜松中納言物語』をめぐって―
4 『寝覚』『浜松』の位置 ―位置づけの前提条件の一考察―
5 『寝覚』『浜松』の表現 ―その一、髪の描写語彙の相異―
6 〔コラム〕『夜の寝覚』の中の君 ―悩み続けて生きる宿世の一生―
7 平安後期物語の新しさはどこにあるか ―『寝覚』執筆時に意図された「新しさ」―
8 後期物語は『源氏物語』の亜流か ―「寝覚の広沢の准后」と「源氏の准太上天皇」―
9 『浜松中納言物語』―平安後期文学の作品研究―
10 〔コラム〕『浜松中納言物語』の〈大君〉―〈転生〉の壁を静かに越える―
11 〔研究書紹介〕小松茂美著『校本浜松中納言物語』池田利夫編『浜松中納言物語索引』
12 〔研究書紹介〕鈴木弘道著『寝覚物語の基礎的研究』
13 東宮実仁親王の死は『狭衣物語』を変貌させたか
 ―物語前史としての「源氏のおとど」の物語―
14 堀川関白は幼帝補佐の摂政を経験した ―『狭衣物語』作者の政治史認識―
15 〔コラム〕古典文学作品研究の指針『とりかへばや物語』

第二部 進化する『堤中納言物語』論

16 『堤中納言物語』解説(その1)
17 〔コラム〕作者との対話
18 『堤中納言物語』解説(その2)―『堤中納言物語』の成立の謎をとく―
19 〔コラム〕主人公たちの情報収集
20 『堤中納言物語』解説(その3)―十編の集合とその完成まで―
21 〔コラム〕実名の人物から修飾型命名へ ―『落窪物語』と『堤中納言物語』の間―
22 「花桜折る少将」の光遠、季光、光季 ―勝手な読みの功罪―
23 「逢坂越えぬ権中納言」と「琵琶行」―その作者についての臆説―
24 平安末期物語の遊戯性 ―短編物語クイズ論―
25 『堤中納言物語』の短編的手法 ―順・中務・景明―
26 物語の系列化集合論と『堤中納言物語』の段階的形成過程・仮説
―道長の時代から頼通の時代へ―

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第五巻 王朝歌人とその作品世界
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第一部 歌人と家集の特質

1 後宮・斎院・斎宮の女性
2 実頼・師輔・師氏・伊尹・道長等とその家集
3 後冷泉朝の歌壇
4 〔コラム〕在原元方(戒仙)の出家
5 本院侍従 ―その生涯と集―
6 「麗景殿の宮の君は法師の妻」―中務の娘「井殿」の周辺人物たち―
7 『拾遺集』の歌人「麗景殿の宮の君」は尊子内親王に仕えた
―『中務集』の「麗景殿の宮の君」との同定―
8 『義孝集』の編纂者、あるいは構成意図をめぐる断想 ―源惟正と義孝―
9 〔コラム〕藤原賢子 ―母紫式部の枠から出て―
10 『大弐三位集』(書陵部蔵甲本)解題
11 相模
12 〔コラム〕周防内侍
13 周防内侍伝考 ―附・『浜松中納言』末巻の引歌との関係―
14 『周防内侍家集』の形態とその性格
15 弁乳母について
16 兼経の乳母「弁の君」(弁乳母)は顕綱の養母か ―『弁乳母集』の作者をめぐって―
17 『賀茂保憲女集』諸本の形態とその本性
18 〔コラム〕『賀茂保憲女集』校訂・覚書
19 〔コラム〕『賀茂保憲女集』校訂控
20 〔コラム〕『賀茂保憲女集』校訂控(続)―「はうのかは」と「ほうのかは」など―
21 〔コラム〕「道命」俗物観
22 〈熒惑星〉願望 ―高等教育の階梯をのぼりつめた男の夢―
23 〔コラム〕大江匡房の『和漢朗詠集』句題十首和歌

第二部 歌学者と和歌資料

24 清輔いうところの『後拾遺集』証本「黒本」の新資料
    ―附・伝光明峯寺殿筆広島大学本『後拾遺集』翻刻―
25 〔コラム〕第四静慮歌の清輔本・現存本 両形態
―『袋草紙「式部」は「或申」の誤写であろう ―
26 古今伝授・秘事の輪郭 ―『古今秘事相承之由来』(仮称)解題に代えて―
27 〔資料紹介〕《翻刻》『和歌濯頂次第秘密抄(異本)』
―仮題・『古今秘事相承の由来』追加合戦―
28 予楽院臨書手鑑についての覚書
―筆者不詳『兼澄集』写(一三二)・原本不明写(一三三)と陽明文庫本『輔親集』―
29 〔コラム〕『文明六年猿鹿居歌集』(一)
30 〔コラム〕一色直朝自注『桂林集』について
31 〔コラム〕自注本『桂林集』二伝本の関係
32 〔コラム〕越智正木通尭・天保五年書写『隆季集』など
33 〔研究書紹介〕井上宗雄氏『中世歌壇史の研究』《室町前期》改訂新版の賛

第三部 王朝和歌鑑賞

34 Ⅰ 『百人一首』の和歌三首
35 Ⅱ 秀歌鑑賞
36 Ⅲ 諸説整理 古歌を読む
37 Ⅳ 藤原定家『詠歌大概』の秀歌を読む ―細川幽斎『詠歌大概抄』訳注―

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第六巻 日記文学と『枕草子』の探究
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第一部 王朝日記文学の視界

1 日記と和歌
2 母と子の絆 ―『蜻蛉』の作者と道綱―
3 『紫式部日記』錯簡・零本説の再検討
4 〔コラム〕『更級日記』
5 〔コラム〕「けぶりあふにやあらむ、清見が関の浪もたかくなりぬべし」(『更級日記』)
6 『讃岐典侍日記』の生と死 ―典侍腹の御子たち―
7 〔コラム〕古典文学作品研究の指針『讃岐典侍日記』・『建春門院中納言日記』

第二部 『枕草子』と周辺資料

1 『枕草子』概説 ―日記実録的章段の読み方―
2 『枕草子』解題
3 『枕草子』の性格
4 『枕草子』の随想的章段
5 『枕草子』の表現
6 『枕草子』・創作動機の追及
7 源泉と影響
8 同時代の人の見た『枕草子』
9 文学史上の『枕草子』の位置
10 『枕草子』と『源氏物語』
11 「草の庵をたれか尋ねむ」からの一年 ―清少納言と記憶評価の基準―
12 〔コラム〕雪の山はいつ消えたか ―『枕草子』雪山の段―
13 〔コラム〕「むげに浜名の橋見ざりきや」―清少納言らしい母性愛を空想する―
14 〔コラム〕人間以上に人間的な翁丸の涙
15 〔コラム〕謎々の例題と解答例
16 〔コラム〕ある朝の印象「野分のまたの日」
17 前田家本『枕草子』は《長徳二年本》の原態を残すか
 ―断片集積雑纂ノートの増殖と諸本の誕生―
18 『枕草子』―『ひろひ草』の『枕草子』など―
19 『越後在府日記』(『ひろひ草』)所載『枕草子抜書』解説
20 『枕草子』研究史(昭和三十年まで)
21 〔コラム〕故実読みにはどのようなものがあるか
22 〔コラム〕『枕草子』の章段はテキストによってどう違うか

第三部 説話とその展開

23 中世数奇者の「知」と現実 ―「漢竹の笛」の彼方―
24 「執」と「数奇」との間
25 〔コラム〕千年昔の処方箋
26 王朝の説話と犀星
27 〔コラム〕『大鏡』の裏書とは何か

第四部 学問領域の展望

28 国文学時評(中古文学)
29 昭和三十七年度国語国文学界の展望(中古文学)
30 平安朝文学の近刊書 ―著者の横顔―
31 芳賀矢一講「文学史」聞書ノート・資料紹介
32 面接口述試問の上手なかけひき
33 私の卒業論文「寝覚・浜松研究 ―比較論的基礎に就いて―」
33 多様な研究領域と松尾先生 ―『浜松』・『寝覚』・『堤』・『落窪』・散逸物語など―

《附録》 稲賀敬二著述一覧