読売新聞書評、『さすらい姫考』

今年の2月に出た書評です。遅まきながら紹介です。
本文はこちら。
読売新聞(2006/02/13)評者・川村二郎(文芸評論家)
さすらい姫考
日本古典からたどる女の漂泊
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四六判・上製・カバー装(4色カラー)・316頁
定価:本体1,900円(税別)
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さすらい姫考・日本古典からたどる女の漂泊
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不慮の運命から、さすらいの旅へ向かう姫たち。
彼女たちは、なぜ、さすらわなければならなかったのか。
平安から中世にかけて、〈家〉のあり方が家父長制へと移りゆく頃。
不慮の運命から、さすらいの旅へ向かう姫たち。
さすらいの行く末に、結婚という新たな男系との接触が待ち受けるなか、
彼女たちは「生きる」ために、運命にながされ、また抗っていく。
『鉢かづき』『まつら長者』『しんとく丸』『をぐり』『源氏物語』『更級日記』
という日本古典を題材に、〈家〉と女の変革の”とき”をみつめ、
同じ時間をいきる現代の〈ヒメ〉たちへメッセージを投げかける。